タナカ ケイコ
TANAKA Keiko 田中 慶子 所属 広島修道大学 人文学部 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2014/03 |
形態種別 | 学術論文 |
標題 | (博士学位取得論文)個人化社会における労働の変容と心の問題 |
執筆形態 | 単著 |
掲載区分 | 国内 |
頁数 | 163 |
概要 | 本論文では、まず電通過労自殺裁判を契機に始まった自殺対策の構成過程を社会構築主義的視点で分析し、労働災害が個人の心の健康問題に政策化されたことを示した。さらに日雇い派遣イベントコンパニオンの参与観察調査をもとに、感情労働論の視角から接客業の労働者の感情管理について検討した。その結果、正規/非正規問わず違法な労働条件を起因とする問題が生じても、電通裁判をもとに行政が各人の感情・心の健康管理の失敗だと政策化したため、労働者は労働問題を自分の感情管理スキルの問題として抱え込まざるを得ない状況にあることを明らかにした。(立命館大学大学院先端総合学術研究科、163頁) |