パク デーワン
PAKU Dewan 朴 大王 所属 広島修道大学 商学部 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2005/03 |
形態種別 | 学術論文 |
標題 | 「名詞の形容動詞化-連体形を中心に-」 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 『日本語学研究』第12集 韓国日本語学会 |
巻・号・頁 | pp.59-73頁 |
概要 | いわゆる形容動詞と呼ばれる語彙ではなく、一般名詞や固有名詞を対象に形容動詞における連体形の多義性について考察した。その主な結果は次のとおりである。1.属性概念をあらわす連体形「XのようなY」の場合は、人名・地名のような固有名詞に多くみられ、修飾語と被修飾語との関連性が強い。2.付加概念をあらわす「Xに関するY」の場合は、商品名や会社名のような固有名詞と一般名詞に多く使われ、修飾語と被修飾語との関連性については属性概念より弱い。3.格助詞「の」に近い「XのY」の場合は、用例も少なく修飾語と被修飾語との関連性はほとんどない。最後に、形容動詞の連体形の役割としては、修飾語が被修飾語を修飾するという修飾的な関係よりも修飾語の意味から連想される概念を簡潔かつ感覚的に伝える機能をはたしていることが分かった。(15頁) |