ナカニシ ダイスケ
NAKANISHI Daisuke 中西 大輔 所属 広島修道大学 健康科学部 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2013/10 |
形態種別 | 学術論文 |
査読 | 査読有り |
標題 | バーンアウト傾向の職種比較−−仕事への情熱に着目して−− |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 心理学研究 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 84(4),386-395頁 |
頁数 | 10 |
担当範囲 | 共同研究につき担当部分抽出不可 |
著者・共著者 | 井川純一・中西大輔・志和資朗 |
概要 | 本研究は, バーンアウトの職種ごとの特徴及びバーンアウト概念の前提 (仕事に対し情熱を持った結果がバーンアウトである) について確認することを目的とした。精神科病院に勤務する781名のスタッフを対象に, 質問紙調査 (バーンアウト傾向: 日本版バーンアウト尺度; 過去の仕事への情熱: Enthusiasm尺度を修正) を行った結果, 職種によってバーンアウトの特徴が異なっており, 精神保健福祉士, 医療事務従事者, 看護師が高バーンアウト状態, 医師, 作業療法士, 薬剤師が低バーンアウト状態であることが明らかとなった。また, 過去の仕事への情熱と現在のバーンアウト傾向との関係を比較するため, それぞれの尺度の因子得点を高群低群に分類し, クロス集計を行った所, バーンアウトの定義とは逆の意味を示す群 (低情熱—高バーンアウト傾向, 高情熱–低バーンアウト傾向) のセルの数の方が大きかった。これらのことから, バーンアウトの前提条件とは異なり, 仕事への情熱を持つことは必ずしもバーンアウトの直接の要因とはならないことが明らかとなった。 |
DOI | 10.4992/jjpsy.84.386 |