スギウラ ヨリコ   SUGIURA Yoriko
  杉浦 順子
   所属   広島修道大学  商学部
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2014/08
形態種別 学術論文
査読 査読有り
標題 「セリーヌ作品におけるジャンルの問題 — 叙事詩的物語から叙情詩的散文へ —
執筆形態 単著
掲載誌名 フランス語フランス文学研究
掲載区分国内
出版社・発行元 日本フランス語フランス文学会
巻・号・頁 (105),pp. 253-267.頁
頁数 15 p.
概要 1932年に遅い作家デビューを果たしたL.-F. セリーヌは、19世紀末の自然主義文学以降、20世紀初頭のフランス文学に訪れた「小説の危機」(ミシェル・レイモン)を十分認識していた。これまでの出来事を時系列に語っていく「物語」に限界を感じた作家が、どのようにこの「物語」形式に詩的要素を取り入れているかを分析した。作家のデビュー作『夜の果ての旅』と第二次世界大戦後に書かれた後期作品『またの日の夢物語』の二作品を取り上げ、作家の技法的発展を提示している。