トデ トモコ
TODE Tomoko 戸出 朋子 所属 広島修道大学 人文学部 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2022/09 |
形態種別 | 学術論文 |
査読 | 査読有り |
招待 | 招待あり |
標題 | 用法基盤第二言語習得研究の多面性と展望 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | Second Language |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 日本第二言語習得学会 |
巻・号・頁 | 21,35-50頁 |
頁数 | 16 |
著者・共著者 | ◎戸出朋子 |
概要 | 近年,文法は言語使用から創発すると唱える用法基盤モデルの枠組みで第二言語習得研究を行う
潮流がある.しかしながら,これまで行われてきた用法基盤と称する研究は研究課題や方法にお いて様々で,何をもって用法基盤第二言語習得研究とみなすのかを見失いがちになる.このこと を明確にするため,本稿ではまず用法基盤モデルの鍵概念のうち,頻度,事態の捉え方,社会的 相互作用の中で共有される意味,慣習性の 4 つを取り上げて議論した。展望として,マ ルチリンガリズムの視座で研究を行い,第一言語を含む既存の言語資源と第二言語との接触を通 して新しい事態の捉え方がどのように創発し慣習化されるかを研究することが課題であると主張 した。 |