キムラ ヤスミ
KIMURA Yasumi 木村 安美 所属 広島修道大学 健康科学部 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2009/09 |
形態種別 | 学術論文 |
標題 | 若年者の食事パターンと生活習慣因子との関連 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 福山大学生命工学部年報 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | (第8号),19-34頁 |
著者・共著者 | 木村安美、吉田大悟、小林実夏、堀口美恵子 |
概要 | わが国の若年層では朝食欠食や外食の増加、加工食品の利用増加、20歳代女性の低体重(やせ)の問題が報告されている。将来の生活習慣病をはじめとする慢性疾患の予防に役立てることを目的として、福岡県および東京都内の大学生664名を対象に食事パターンと食生活・生活習慣因子との関連を検討した。調査は質問紙を用いた判定量食物摂取頻度調査、生活習慣調査を行った。主成分分析により、「ヘルシーパターン」、「シーフードパターン」、「軽食パターン」、「洋風食事パターン」の4つの食事パターンが抽出された。緑黄色野菜や淡色野菜、果物、いも類、大豆製品、海藻類、きのこ類の高摂取により特徴付けられたヘルシーパターンでは、朝食欠食との間に統計学的に有意な負の関連がみられた。シーフードパターン、軽食パターンでは、最高分位において朝食欠食と便秘に対して統計学的有意な負の関連を認めた。さらに軽食パターンでは外食と正の傾向性、インスタント食品摂取と負の傾向性を示した。これらの結果は今後の食事指導に役立てるための基礎資料となることが示唆された。 |