キムラ ヤスミ
KIMURA Yasumi 木村 安美 所属 広島修道大学 健康科学部 職種 教授 |
|
言語種別 | 英語 |
発行・発表の年月 | 2012/02 |
形態種別 | 学術論文 |
査読 | 査読有り |
標題 | Polyunsaturated fatty acids in serum cholesterol ester and oxidative DNA damage in Japanese men and women |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | American Journal of Clinical Nutrition |
掲載区分 | 国外 |
巻・号・頁 | 95(5),pp.1209-1214 |
著者・共著者 | Yasumi Kimura, Masao Sato, Kayo Kurotani, Akiko Nanri, Kazuaki Kawai, Hiroshi Kasai, Katsumi Imaizumi, Tetsuya Mizoue |
概要 | 多価不飽和脂肪酸(PUFA)は脂質過酸化されやすく、炎症の影響を受けやすい性質をもつ。これらはいずれも酸化ストレスを促進する役割がある。われわれはPUFAと全身性のDNA損傷の信頼性の高いマーカーである尿中8-oxoGuaとの関連を検討した。血清コレステロールエステルとリン脂質の脂肪酸組成はガス液体クロマトグラフィーを用い、尿中8-oxoGuaはHPLCを用いて測定した。結果として、尿中8-oxoGua濃度は血清n-3PUFAの上昇とともに増加した。一方、血清n-6PUFAの上昇とともに減少した。酸化的DNA損傷は、n-3PUFA高レベルで増加し、n-6PUFA高レベルで減少することが明らかになった。その理由としてPUFAの過酸化は二重結合数に比例して反応性が高くなるため、二重結合の数がn-6系脂肪酸に比較して多いn-3系脂肪酸のEPA, DHAの方が過酸化に伴う酸化ストレスを生じやすいことが考えられる。 |