ウノ ノブヒロ   UNO Nobuhiro
  宇野 伸浩
   所属   広島修道大学  国際コミュニティ学部
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2014/02
形態種別 学術論文
標題 中国元朝治下の華北のおける秋耕試論
執筆形態 単著
掲載誌名 人間環境学研究
巻・号・頁 12,111-118頁
頁数 8
概要 元朝の華北平原は農耕と遊牧の利害が対立する場であった。異常気象により広範囲の蝗害が発生していたため、秋耕は、農耕にとっては有効であったが、牧畜にとっては刈り跡放牧のメリットがなくなるため妨げであった。そのため14世紀のカイシャン、アユルバルワダの治世には、大都路を含む5路では農地の半分で秋耕を許すが、5路より南の華北平原では農地全面で秋耕を実施させるという、牧畜に配慮しつつも農耕優先の政策がとられた。