オカモト ヨウコ
OKAMOTO Yoko 岡本 洋子 所属 広島修道大学 健康科学部 職種 契約教員(教授) |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2012/01 |
形態種別 | 学術論文 |
標題 | 生体的反応としての味感受と文化的社会行為としての味理解の双方からみた1-2歳児の味行動 (査読付) |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 日本家政学会誌 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 日本家政学会 |
巻・号・頁 | 第63巻(第1号),3-13頁 |
頁数 | 11 |
概要 | 乳幼児40名(年齢1‐2歳:18-29カ月)を対象に,ビデオ観察・分析等により味行動の特徴を明らかにした。味感受性では,スクロース溶液およびクエン酸溶液については成人とほぼ類似傾向を示した。塩化ナトリウム溶液については,1歳児は,2歳児および成人と比べて,2.5倍の高い閾値であった。2歳児では1歳児に比べ,自発的味発話の出現比率,発話内容と味質一致の比率では甘味のみ有意に高いことが示された(p< 0.05)。2歳前半の時期は,生物としてのヒトの食べるという行為に,味の文化的特徴づけが始まる時期として位置づけられることが示唆された。人間と食べ物に関する基礎資料(食嗜好の形成過程)を得ることができた。 |