ナカニシ ダイスケ   NAKANISHI Daisuke
  中西 大輔
   所属   広島修道大学  健康科学部
   職種   教授
発表年月日 2022/12/11
発表テーマ 二八の法則は成立するか?
会議名 日本人間行動進化学会第15回大会
学会区分 全国学会
発表形式 ポスター
単独共同区分 共同
発表者・共同発表者 棗田みな美・横田晋大・中西大輔
概要 本研究では、2種類の集団課題 (分離型/加算型) において、⼆⼋の法則に基づく集団内の安定的均衡が観察されるか否かを検討した。⼆⼋の法則とは、集団や組織が⼀部の働き者と多数の怠け者によって構成される経験的観察のことである。75名の⼤学⽣が参加した実験では、4か5⼈集団で5試⾏の集団課題を⾏った。その際、実験の報酬は、最も作業量が多い成員の成績によって決まる (分離型課題) か、全成員の作業量の平均値で決まる (加算型課題) と教⽰された。その結果、分離型課題では、相対的に作業量の多い成員と少ない成員との間に差が⾒られ、この差は試⾏を経ても変わらなかった。⼀⽅、加算型課題では、試⾏経過に伴い、集団内の成員間の作業量の差は⼩さくなった。以上より、分離型課題では⼆⼋の法則に基づく均衡が観察され、加算型課題では観察されなかった。