ヒグチ カズヒコ   HIGUCHI Kazuhiko
  樋口 和彦
   所属   広島修道大学  人文学部
   職種   教授
発表年月日 2020/09
発表テーマ 障害が重い子どもの学習を支える理論(1)―バーカーの行動場面理論の重度・重複障害児の学習への適用―
会議名 日本特殊教育学会第58回大会
主催者 日本特殊教育学会
学会区分 全国学会
発表形式 ポスター
単独共同区分 共同
開催地名 福岡県福岡市 福岡教育大学
発表者・共同発表者 樋口和彦・渡邉正人
概要 樋口(2020)の「行動場面のシステム構造の評価(以後、構造評価とする)」を示し、重度・重複障害児の能動的な学習を促進する「学習内容の選定方法」と「学習環境の設定方法」について議論した。重度・重複障害児が、教師が準備した授業や活動に参加しない原因は、『重度・重複障害児は、環境に合わせた対応が困難なく、個の特性を環境に同化させようとする傾向が強い(宮武, 1990)』ためである。能動的活動には、「教師が準備した教材や活動」と「子どもがすでに身につけている行動様式や自分の価値観」を合致させ、彼らが有している行動を取り入れる必要がある。そのためには、構造評価を活用し、5つの評価の区分で検討することが有効である。