広島修道大学教員情報

プロフィール
現在の専門分野
学歴
所属学会
職歴
研究課題・受託研究・科研費
著書・論文歴
学会発表
講師・講演
主要学科目
担当経験のある科目
委員会・ワーキンググループ等
教育上の能力
開発した教材、教科書、参考書
職務上の実績
主な作品
改善への取り組み

（最終更新日：2023-06-19 14:18:24）

  ヨコタ　クニヒロ   YOKOTA Kunihiro
  横田　晋大
   所属   広島修道大学健康科学部

職種教授

■ プロフィール

「人はなぜ戦争を起こすのか？」

この問い（命題）が研究の根幹にあります。人はなぜ戦争という悲劇を生み出すのか。人はなぜ人を差別するのか。人はなぜ異なる集団に対して悪い印象を持ってしまうのか。人はなぜ群れたがるのか、群れを嫌うのか。人はなぜ集団になるといつもとは違う心理状態になるのか。集団になることのメリットとデメリットは何か。人はなぜ人を傷つけるのか。人を憎むのか。人を蔑むのか。人を妬むのか。そもそも人は「悪」なのか、「善」なのか。これらの回答を得るため、進化・適応的視点から、実験や質問紙調査などの手法を主に用いて、人が集団間関係に直面した時に働く心の仕組みを明らかにすることを目指しています。

■ 現在の専門分野

●専門分野
集団間葛藤, 差別・偏見, 男女差, サイコパス傾向, 社会的アイデンティティ, 集団間感情
●キーワード
集団間葛藤、差別・偏見、男女差、サイコパス傾向
●主な研究テーマ
●共同研究・研究相談が可能な内容

■ 学歴

1.	1997/04～2001/03	北海道大学文学部卒業学士（文学）
2.	2002/04～2004/03	北海道大学大学院文学研究科博士前期課程修了修士（文学）
3.	2004/04～2009/03	北海道大学大学院文学研究科博士後期課程修了博士 (文学) 北海道大学甲第8894

■ 所属学会

1.	2001/04～	日本社会心理学会
2.	2001/04～	日本心理学会
3.	2005/12～	日本人間行動進化学会

■ 職歴

1.	2017/04～2018/03	広島修道大学健康科学部准教授
2.	2018/04～	広島修道大学健康科学部教授

■ 研究課題・受託研究・科研費

1.	2021/07～	閉鎖が生み出す排除と攻撃ー「いじめ」の生起要因の実験的検討競争的資金等の外部資金による研究（キーワード：黒い羊効果、集団の閉鎖性）
2.	2017/04～2020/03	集団間葛藤状況における被社会的影響性に関する実証研究基盤研究（C）
3.	2013/10～2016/03	リスク認知とソーシャルメディア情報拡散過程の進化論的解明：基礎研究から社会実装へ基盤研究（A）
4.	2012/04～2014/03	頻度依存傾向の進化：集団間葛藤のブースター効果の検討若手研究（B）

■ 著書・論文歴

1.	著書	第11章なぜ男性や女性は反乱したりしなかったりするのかシステム正当化理論（共著） 2022/08
2.	著書	殺す（共著） 2021/05
3.	著書	第9章人格の社会・進化的要因（単著） 2020/05
4.	著書	集団間葛藤をもたらす心　－進化シミュレーションによる分析（単著） 2019/08
5.	著書	社会心理学概論（共著） 2016/09
6.	著書	あなたの知らない心理学 ― 大学で学ぶ心理学入門（単著） 2015/06
7.	著書	よくわかる社会心理学（共著） 2007/04
8.	論文	多数派同調バイアスは正解の存在する問題で観察されるか? （共著） 2024/02
9.	論文	Can conformity bias transcend domain specificity under social dilemma situations? （共著） 2023
10.	論文	Can Scientific Literacy Reduce Purchase Avoidance of Fukushima Products? （共著） 2022/10
11.	論文	集団間状況の顕現性と実在集団における内集団協力の心理メカニズム（共著） 2022/08
12.	論文	Can Individual Reference to Others’ Behaviour Foster a Cooperative Group in Intergroup Conflict Situations? （共著） 2022/05
13.	論文	関係流動性と孤独感の関連における親密性の媒介効果の検討（単著） 2022/05
14.	論文	External validity of the benign and malicious envy scale with Japanese undergraduate student and non-student samples. （共著） 2022/04
15.	論文	Ingroup cooperation among Japanese baseball fans using the one-shot prisoner's dilemma game. （共著） 2021/10
16.	論文	Ingroup cooperation among Japanese baseball fans using the one-shot prisoner’s dilemma game. （共著） 2021/04
17.	論文	Web で実行できる社会的ジレンマ実験プログラム「どこレンマ」の開発（共著） 2020/07
18.	論文	A Conceptual Replication of the Male Warrior Hypothesis Using the Outgroup Threat Priming Method. （共著） 2019/04
19.	論文	野球チームのファンの内集団協力に関する場面想定法実験（共著） 2019/04
20.	論文	社会的支配志向性と外国人に対する政治的・差別的態度：日本人サンプルを用いた相関研究（共著） 2018/12
21.	論文	野球チームのファンの内集団協力に関する場面想定法実験（共著） 2018/12
22.	論文	Effect of Intergroup Conflict on Ingroup Cooperation and Conformity: A Experimental Vignette Data. （共著） 2017/10
23.	論文	攻撃性の男女差の進化的起源（単著） 2017/07
24.	論文	Gender differences in intergroup conflict: The effect of outgroup threat priming on social dominance orientation. （共著） 2017/01
25.	論文	集団間葛藤における内集団協力と頻度依存傾向：少数派同調を導入した進化シミュレーションによる思考実験（共著） 2016/03
26.	論文	実在集団を用いた社会的アイデンティティ理論および閉ざされた一般互酬仮説の妥当性の検討：広島東洋カープファンを対象とした場面想定法実験（共著） 2015/06
27.	論文	血液型と相性(1) －血液型の組み合わせは相性の良さを規定するか？（単著） 2013/09
28.	論文	血液型と相性(2)－配偶者選択の道具としての血液型ステレオタイプ（単著） 2013/09
29.	論文	乳児の泣き声に対する大学生の認知（共著） 2013/09
30.	論文	Fear is Readily Associated with an Out-group Face in a Minimal Group Context. （共著） 2012/05
31.	論文	集団間葛藤時における内集団協力と頻度依存傾向: 進化シミュレーションによる思考実験（共著） 2012/01
32.	論文	外集団脅威への適応心理メカニズムにおける性差研究－男性の暴力脅威　女性の病気脅威（共著） 2011/03
33.	論文	同調志向尺度の作成 ―規範的影響と情報的影響― （共著） 2011/02
34.	論文	Stress hormones predict hyperbolic time-discount rates six months later in adults （共著） 2010/12
35.	論文	他者の協力行動の推測の正確さを規定する要因 ―魅力度と表情豊かさ― （共著） 2010/06
36.	論文	集団間葛藤時における内集団協力と頻度依存傾向: 進化シミュレーションと実験（共著） 2009/12
37.	論文	外集団脅威と集団内相互依存性－内集団ひいきの生起過程の多重性（共著） 2009/08
38.	論文	外集団脅威に対する防衛的心理機構：その多様性と性差の解明（単著） 2009/03
39.	論文	The primal warrior: Outgroup threat priming enhances intergroup discrimination in men but not women. （共著） 2008/08
40.	論文	Development of A Scale to Measure Perceptions of Relational Mobility in Society. （共著） 2007/12
41.	論文	他集団からの脅威が社会的ジレンマゲームでの協力行動に与える影響（共著） 2006/11
42.	論文	仮想世界ゲームにおける集団間競争の認知が低地位集団への協力にもたらす影響（共著） 2003/10
43.	その他	組織マネジメントに役立つ社会心理学と世代間コミュニケーション（共著） 2022/08
44.	その他	みんなで渡れば怖くない，はなぜ起こるか？（単著） 2022/07
5件表示
全件表示(44件)

■ 学会発表

1.	2023/04/19	Can the behavioural equilibrium follow the 80/20 rule in human beings?（Anual conference for the European Human Behavior and Evilution Association 2023）
2.	2023/04/19	Conformity bias and task demonstrability in information searching（Anual conference for the European Human Behavior and Evilution Association 2023）
3.	2022/12/10	⼆⼋の法則は成⽴するか?（日本人間行動進化学会第15回大会）
4.	2022/09/15	サイコパシーは互恵性の期待に応じるか？最小条件集団を用いた検討（日本社会心理学会第63回大会）
5.	2022/09/14	自信がない人ほど多数派の行動を過剰に模倣するのか? 多数派同調バイアスに関する実験的検討（日本社会心理学会第63回大会）
6.	2022/09/14	集団課題で二八の法則は生じるか？（日本社会心理学会第63回大会）
7.	2022/09/14	集団性質の違いと内集団ひいきにおける心理メカニズムの変化外集団脅威と集団同一視に着目した検討（日本社会心理学会第63回大会）
8.	2021/09/01	多数派同調バイアスは存在するのか?（日本心理学会第85回大会）
9.	2021/08/26	外集団脅威への適応と互恵関係の維持のどちらが重要か？集団目的に依存する内集団ひいきの心理メカニズム（日本社会心理学会第62回大会）
10.	2020/12/13	集団成員の性別と集団行動の関連の検討 ― 男性戦士仮説の観点から―（日本人間行動進化学会第13回大会）
11.	2020/12/13	利他的サイコパスとは？ -SVO と年齢による検討-（日本人間行動進化学会第13回大会）
12.	2019/12/07	2種類の協力のシグナルの実験的検討（日本人間行動進化学会第12回大会）
13.	2019/12/07	サイコパシー傾向と分配行動の関連 -関係維持の期待値を操作した検討-（日本人間行動進化学会第12回大会）
14.	2019/12/07	最小条件集団は顔記憶における自集団バイアスを生じさせるか？ ―日本人サンプルによる検討（日本人間行動進化学会第12回大会）
15.	2019/03/04	野球ファンを対象とした内集団ひいきとその心理メカニズム（第4回異分野間協働懇話会）
16.	2018/12/02	2種類の適応課題に応じた内集団協力ー野球ファンを対象とした1回限りの囚人のジレンマゲームー（日本人間行動進化学会第11回大会）
17.	2018/08/28	外集団の存在は互恵性の期待の効果を減じるか？（日本社会心理学会第59回大会）
18.	2018/07/05	Two types of ingroup cooperation, group-based and reciprocity-based psychological mechanisms.（30th annual meeting of the Human Behavior and Evolution Society）
19.	2017/12/09	コストのかかる旗としての道徳(2):ノンポリは道徳進化を阻害するか（日本行動進化学会第10回大会）
20.	2017/12/09	放射能関連リスクに対する認知: 縦断データの階層的因子分析（日本行動進化学会第10回大会）
21.	2017/10/28	実効性比と協力期待 ―企業データを用いた分析ー（日本社会心理学会第58回大会）
22.	2017/10/28	野球ファンの内集団ひいき ― 社会的アイデンティティ理論と閉ざされた一般互酬仮説の妥当性の検討（日本社会心理学会第58回大会）
23.	2017/07/04	Ingroup favouritism in Japanese baseball fans.（The European Conference on Psychology & the Behavioral Sciences,）
5件表示
全件表示(23件)

■ 講師・講演

2022/09

卒論分析合宿

■ 主要学科目

応用心理学

■ 担当経験のある科目

1.	心理学A（広島工業大学）
2.	心理学B（広島工業大学）

■ 委員会・ワーキンググループ等

1.	2023/04 2025/03 入試委員

■ 教育上の能力

●教育方法の実践例
1.	2010/04/01～2013/03/31	心理学の研究計画に関する教育指導
2.	2017/04/01～	初年次における統計法の指導
3.	2017/04/01～	心理調査法の指導
●作成した教科書、教材
1.	2017/02/01～	HADの初心者用マニュアルおよびスライドの作成
2.	2017/04/01～	ExcelおよびSPSSの使い方
3.	2023/04/01～	結果の書き方2023
5件表示
全件表示(6件)

■ 開発した教材、教科書、参考書

1.	2018/09 心理学統計法Ⅱのデータおよびレポートづくり心理学統計法Ⅱ 単著・共著の別：分担
2.	2019/07 SPSSとHADまとめ心理学統計法Ⅱ 単著・共著の別：単著
3.	2019/08 紛争と和解を考える: 集団の心理と行動誠信書房単著・共著の別：分担
4.	2020/05 公認心理師の基礎と実践➈―感情・人格心理学　第9章人格の社会・進化的要因遠見書房単著・共著の別：単著
5.	2021/06 進化でわかる人間行動の事典　殺す朝倉書店単著・共著の別：単著
6.	2021/09 結果の書単著・共著の別：単著
7.	2022/09 秘伝・結果の書単著・共著の別：単著
8.	2023/04 秘伝・結果の書2023 単著・共著の別：単著
5件表示
全件表示(8件)

■ 職務上の実績

●実務の経験を有する者についての特記事項
1.	2023/04/01～	入試委員

■ 主な作品

■ 改善への取り組み

前年度の点検・評価項目
●１．授業の方針や授業計画と実際の授業の内容及び授業目標の達成度
シラバスに沿った授業計画を達成することができた。また、目標も達成することができた。
●２．（１）教育内容・方法の工夫
学生の理解度に沿った指導とわかりやすい説明を行った。
●４．学生による本学の授業評価アンケート（独自のものでも可）の実施、分析、結果の活用状況
アンケートが行われ、おおむね評価は良好であった。
●５．公開授業の実施状況
心理学統計法Ⅱにおいて公開授業を実施し、1名（中西大輔教授）の応募があった。
●７．学生からの勉学（単位僅少学生への対応など）、生活、進路・就職などの相談への対応
単位金小学生への対応のため面談を行った。その他にも、学生からの相談は全て対応した。