(最終更新日:2023-06-02 12:41:45)
  マスダ エイサク   MASUDA Eisaku
  増田 栄作
   所属   広島修道大学  法学部
   職種   准教授
■ 現在の専門分野
●専門分野
民法 
●キーワード
民法、財産法、民事責任、過失責任、無過失責任、危険責任、無過失責任特別法、社会生活上の義務、公害、薬害、医療過誤、製造物責任、リスク社会、リスクと危険、新しいリスク 
●主な研究テーマ
1. 現代ドイツおよびヨーロッパの不法行為法理論 
●共同研究・研究相談が可能な内容
1. 不法行為法、とりわけ過失責任や危険責任といった帰属原理の本質や内容(民事責任論)について研究しています。特に最近は、ドイツおよびヨーロッパにおける不法行為制度の法統一に関する議論に興味を持っています。民法典財産法編の改正議論は日本でも盛んになってきましたから、あるべき民事責任制度について、各国の動向や社会的背景(たとえば「リスク社会」など)もふまえながら一緒に考える機会がもてれば幸いです。 
■ 学歴
1. 1991/04~1993/03 修士(法学 立命館大学)
2. 1993/04~1996/03 立命館大学大学院 法学研究科 民事法専攻博士後期課程単位取得満期退学
■ 所属学会
1. 1996/03~ 民主主義科学者協会法律部会
2. 1996/04~ 中・四国法政学会
3. 1996/07~ 日本私法学会
4. 2006/04~ 環境法政策学会
■ 職歴
1. 1996/04~1997/03 広島修道大学 法学部 講師
2. 1997/04~2007/03 広島修道大学 法学部 助教授
3. 2007/04~ 広島修道大学 法学部 准教授
■ 開発した教材、教科書、参考書
1. 2022/03
講義レジュメ、討議資料等
単著・共著の別:単著
2. 2023/03
講義レジュメ、討議資料等
単著・共著の別:単著
■ 改善への取り組み
前年度の点検・評価項目
●1.授業の方針や授業計画と実際の授業の内容及び授業目標の達成度
「契約法」および「債権総論」については、民事法科目の基礎科目であり、当該科目の基本的内容について十分に理解を得られるよう、また遠隔授業において効果的な情報伝達が行えるように講義案のほか講義レジュメ、スライド等の教材用いつつ、より平易な解説を心がけた。他教科についても、前・後期ともに授業の水準・質を確保しつつ講義計画を遂行することを第一の目標とした。これらについては、課題をほぼ達成することができたと思われる。また、また、メール等を通じた学生からの質問や指摘には迅速に対応できたと思われる。・「授業アンケートの公開」については、関係教員に内容を公開し、学生にも授業初回で公開の機会を設けることができた。・大学院担当科目については、民法研究Ⅰおよび特別研究(現代日本の法Ⅰ)で受講生を得、計画通りに授業を実施し成績評価をおこなった。
●2.(1)教育内容・方法の工夫
「契約法」および「債権総論」については、民事法科目の基礎科目であり、当該科目の基本的内容について十分に理解を得られるよう、また遠隔授業において効果的な情報伝達が行えるように教材を工夫しつつ、より平易な解説を心がけた。「論点民法」および「事例で学ぶ民法」については、公務員試験問題や各種資格試験の問題演習を用いた講義であり、様々な学生のニーズに対応することを意図したものであるが、これらについても、民法改正をふまえた科目内容のアップデートに努め、特に初学者対象の講義であることを意識しつつ、より平易な解説を行った。他教科についても、前・後期ともに授業の水準・質を確保しつつ講義計画を遂行することを第一の目標とした。
●4.学生による本学の授業評価アンケート(独自のものでも可)の実施、分析、結果の活用状況
・大学所定の授業評価アンケートおよび法律学科が用意する授業評価アンケートを実施した。・大学所定の授業評価ア ンケートについては、各項目の平均的な満足度に達しているかどうかに注目した。・すべての教科について、おおむねの 項目について平均的な満足度に達していることが確認され、また、全項目平均値でも、科目区分の平均値を上回ることが できた。・他方で、一部平均的な満足度に達していない項目については、反省の材料とした。・法律学科の授業評価アン ケートに関しては、関係教員に公開し、FDの重要な基礎資料として活用した。・アンケート結果については、特に満足度の 十分でなかった項目について授業改善に取り組んだが、十分な成果が出ているとはいえず、継続課題としている。・アン ケート結果を特に学生に対して公開することをおこなった。
●5.公開授業の実施状況
・授業公開は実施しなかった。
●7.学生からの勉学(単位僅少学生への対応など)、生活、進路・就職などの相談への対応
学習面の支援に関して、研究室に在室している時には、授業や会議の直前を除き、学生の面会・相談希望を常に優先さ せている。・学生との面談に際しては、個人研究室は利用せず、常に公の目に触れる場所で行なうこととしている。他方、 面談の際には会話内容が聞き取れるほどの近傍に人のいない場所を選ぶことでプライバシーにも配慮している。・オフィ スアワーについては、履修登録時や期末試験前などにおいては重点的に設定し、一定の実績を挙げることができた。他 方、週サイクルでの設定など、学生がより容易に相談の機会を持てるような配慮については、十分に取り組めなかった。
●9.学生の課外活動に対する支援(本学のサークルの部長・顧問としての活動)
将棋同好会・顧問として当該サークルの学生に対応した。