(最終更新日:2023-10-23 19:38:07)
  ヒグチ カズヒコ   HIGUCHI Kazuhiko
  樋口 和彦
   所属   広島修道大学  人文学部
   職種   教授
■ 現在の専門分野
●専門分野
特別支援学校教育, 発達心理学, 生態心理学, 文化心理学 
●キーワード
肢体不自由児教育・自閉症の言語・コミュニケーション・読み書き障害・対人関係の発達・共同注意 
●主な研究テーマ
1. 重度・重複障害児の学習 
2. 自閉症児の言語コミュニケーション 
3. 特別支援学校、特別支援学級での主体的で対話的な学び(アクティブラーニング) 
4. 共同注意の発達を基礎とする障害児の教育方法 
5. Barker(生態心理学)の活動場面理論を基礎とする障害児の教育方法 
6. 読み書き障害の原因と支援 
7. 数概念・時間概念の基礎能力とその支援 
8. 通常の学級における発達障害児の支援方法とその実際 
9. 肢体不自由児・者の身体の動きの問題の理解と支援方法 
10. 幼稚園・保育園における子どもの支援 
●共同研究・研究相談が可能な内容
1. ・特別支援学級。特別支援学校での授業研究・幼稚園、保育園における健常児を含めた発達支援・読み書き障害を有する子どもの支援(通常学級・通級指導教室等)・肢体不自由児(重度・重複障害児を含む)の発達支援・乳幼児の発達相談・いじめへの対応 
■ 学歴
1. 1994/04~1996/03 横浜国立大学 大学院教育学研究科 障害児教育専攻言語障害児教育専修 修士課程修了 修士(教育学)
2. 2011/12
(学位取得)
白百合女子大学 博士(心理学)
■ 資格・免許
1. 2021/06 公認心理師
2. 2019/01 学校心理士 スーパーバイザー
3. 2019/04 臨床発達心理士 スーパーバイザー
4. 2023/04 ガイダンスカワウンセラー スーパーバイザー
■ 所属学会
1. 1994/04~ 日本特殊教育学会
2. 2019/04~ 日本保育学会
3. 2020/04~ 日本LD学会
4. 2021/04~ 日本臨床発達心理士会
5. 2021/04~ ∟ 資格審査委員
■ 職歴
1. 2012/04~ 白百合女子大学 生涯発達研究教育センター 研究員
2. 2015/04~ 福山市立大学 非常勤講師
3. 2021/04~ 大阪成蹊大学 非常勤講師
4. 2021/04~ 広島修道大学 人文学部 教授
5. 2023/04~ 鳥取大学大学院 大学院地域学専攻[博士前期課程] 非常勤講師
■ 研究課題・受託研究・科研費
1. 2023/06~2026/03  重度・重複障害児の仮想空間の反応と現実の人間関係の融合に関する研究 挑戦的研究(萌芽) (キーワード:重度・重複障害児  視線入力装置  ディスプレイ(仮想空間)  現実世界でのコミュニケーション  心理学と工学の融合)
2. 2021/04~2024/03  愛着障害と発達障害の問題行動の鑑別と支援への応用に関する研究 基盤研究(C) 
3. 2020/04~2024/03  重度・重複障害児の能動的な学習を促進する学習内容と学習環境の設定に関する研究 基盤研究(C) 
■ 著書・論文歴
1. 著書  重度・重複障害児の学習とは? ―障害が重い子どもの主体的で対話的な深い学び― (共著) 2021/04 Link
2. 著書  障害が重い子どもの授業を考える5つの視点―障害が重い子どもの学習とは?― (共著) 2015/11
3. 著書  重い障がいがある子どもの水泳指導,障がいのある子どものプール療法―指導援助の実際― (共著) 2013/03
4. 著書  障害が重い子どもの指導Q&A自立活動を主とする教育課程「障害の重い子どもに対する心理的な安定を図るための具体的な指導内容には、どのようなものがありますか」 (共著) 2011/11
5. 著書  重度重複障害の子ども同士のかかわりについて, 障害が重い子の授業づくりパートⅡ (共著) 2008/09
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■ 学会発表
1. 2022/10/29 自閉症スペクトラム障害を有する子どもの心を育てる ―ヴィゴツキーの発達理論と共同注意行動の発達の視点から―(日本LD学会第31回大会)
2. 2022/10/29 読み書き困難を示す子どもへの「ひらがな・カタカナ」学習支援方法の検討(日本LD学会第31回大会)
3. 2022/09/17 自閉症スペクトラム障害を有する子どもの学習とは?(2)(日本特殊教育学会第60回大会)
4. 2022/09/17 重度・重複障害児の学習とは?(7)(日本特殊教育学会第60回大会)
5. 2022/09/17 障害が重い子どもの学習を支える理論(3) ―行動セッティングの視点からの重度・重複障害児の学習活動の改善―(日本特殊教育学会第60回大会)
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■ 講師・講演
1. 2022/08 令和4年度 西備支援学校公開講座 「時間の概念の基礎とその指導」 Link
2. 2022/07 島根県・島根県西部発達障害者支援センターウィンド 専門研修 読み書き障がいの理解と認知心理学の理論を活用した学習方法 ー読み書きが苦手な理由を知り、支援に活かすー(島根県浜田市 いわみーる)
3. 2022/03 大阪成蹊大学 肢体不自由教育論 集中講義(大阪成蹊大学 大阪市)
4. 2021/11 広島市立広島特別支援学校公開研究会 主体的・対話的で深い学びを目指し, 思考を支える「ことば」の力を育むための授業づくり(広島市立広島特別支援学校)
5. 2021/11 広島市立広島特別支援学校校内研修会 読みが苦手な子どもの原因の理解と対応 ―どうしたらひらがなが読めるようになるの?ー(広島市立広島特別支援学校)
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■ 担当経験のある科目
1. 教育相談の理論と実際(島根大学)
2. 教育相談の理論と実際(中等)(島根大学)
3. 肢体不自由教育論(大阪成蹊大学)
4. 肢体不自由児教育研究(島根大学)
5. 肢体不自由児心理・病理研究(島根大学)
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■ 社会における活動
1. 2022/08~2022/08 重複障がい者教育総論
2. 2022/08~2022/08 島根県教育委員会免許法認定講習 重複障がい者教育総論
3. 2022/08 島根県免許法認定講習 重複障がい者教育総論
4. 2022/08~2023/03 令和4年度特別支援学校担当者研修会「重度重複障害児の授業づくり」
5. 2022/04~ 臨床発達心理士認定運営機構 資格審査
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■ 委員会・協会等
1. 2013/04~ 学校心理士会 会員
2. 2013/04~ 臨床発達心理士会 会員
3. 2014/04~2018 松江市就学審議会 委員
4. 2015/04~2018 松江市5歳児健康診査 委員
5. 2018/04~2020/03 松江市広域特別支援連携協議会専門家チーム 委員
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■ 開発した教材、教科書、参考書
1. 2020/05
授業のビデオを活用した「学校における授業の実際」を伝達する教材
単著・共著の別:単著
2. 2020/05
肢体不自由児及び重度重複障害児のスイッチ等を利用したICT教材の作成
単著・共著の別:単著
3. 2020/10
書字障害(ディスグラフィア)児の書字を促進する教材
単著・共著の別:単著
4. 2020/10
読み障害(ディスレクシア)児の読みを促進する教材
単著・共著の別:単著
5. 2021/01
ワーキングメモリーの概念図と処理過程に応じた支援方法の図
単著・共著の別:単著
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■ メールアドレス
  kyoin_mail
■ 改善への取り組み
前年度の点検・評価項目
●1.授業の方針や授業計画と実際の授業の内容及び授業目標の達成度
1.アクティブラーニングには、学生が積極的に参加し、議論していた。また、発表は1分以内にまとめるようにさせて、班での話し合いをまとめて明確に結果を伝えられるようになった 2.学生が「考える」「議論する」場面では、明確な「目標」を与えたため、議論が深まった。特別支援教育の視点が定着した 3.授業中に学生が発言できる時間を設け、能動的な授業を促したが、全員が積極的に発言したわけではなかった。 4.学生の発言後、必ず賞賛しコメントを述べたため、事後のアンケートで『非常に心強かった』という感想が多かった。 5.学校現場のVTRは、学生の能動性を引き出した。。 5.参考になる文献を能動的に探し、発表に活かした学生が多かった。
●2.(1)教育内容・方法の工夫
学生が、十分思考して、学びを深めるために、次の授業の工夫を行った。 1.一方的に知識を与える授業にならないよう、知識を教授した後、アクティブラーニングを必ず設定した 2.学生が「考える」「議論する」場面では、明確な「目標」を与えた 3.授業中に学生が発言できる時間を設け、能動的な授業を促した 4.学生の発言後、必ず賞賛しコメントを述べた 5.学校現場のVTR(授業者の行った授業・小学校や特別支援学校で許可を得て撮影したもの)を学生に視聴させ、授業の実際を理解できるようにした 5.知識の伝達、学生の発言後、参考になる文献を提示し、発展的に学習が行われるように導いた (2)
●4.学生による本学の授業評価アンケート(独自のものでも可)の実施、分析、結果の活用状況
何度か伝達したが、アンケートの回答する学生が少ない傾向であった。しかし、回答者は、真面目に取り組んでいた。アンケートからは、現在の目標設定が的確であることが推測された。
●5.公開授業の実施状況
前期後期とも全授業を対象とした 教育研究演習Ⅱ 参観者1名 特別なニーズ教育の基礎と方法 参観者1名
●7.学生からの勉学(単位僅少学生への対応など)、生活、進路・就職などの相談への対応
以下の相談に対応した Ⓐ発達障害で支援が必要な学生:研究室に呼び、1週間の予定を確認、レポート等の進行状況を聞いた Ⓑ精神疾患の学生:研究室に呼び対応後、学生相談室につなげた Ⓒ教員採用試験の勉強・面接のアドバイス Ⓓ教員以外の進路に関する相談 Ⓔ特別支援学校免許の取得に関する相談へのアドバイス