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    (最終更新日:2023-10-27 17:13:27)
  フナツ ヤスシ   FUNATSU Yasushi
  船津 靖
   所属   広島修道大学  国際コミュニティ学部
   職種   教授
■ オフィスアワー
授業内容や英語はじめ勉強法、ゼミでの発表やレポートの指導、人生の一大事である卒業後の進路や就活などの相談にも乗ります。授業の前後のほか、事前にメールなどで都合を聞いてもらえれば、じっくり相談できる面談の時間をできるだけとります。
■ 現在の専門分野
●専門分野
国際関係論, 宗教学, 地域研究 
●キーワード
国際報道 外交・国際関係史  宗教社会学 北米・西アジア 
●主な研究テーマ
1. アメリカ・イスラエル特別関係 
2. アラブ・イスラエル紛争 
3. リベラル・リアリズム 
4. イスラエル核開発史 
●共同研究・研究相談が可能な内容
1. 米イスラエル外交関係 ユダヤ・キリスト教関係 パレスチナ紛争 イスラエル核開発 
■ 学歴
1. 1976/04~1981/03 東京大学 文学部 社会学科 卒業 文学士(社会学)
■ 資格・免許
1. 1987/10 実用英語検定1級
2. 2015/08 国連英検 特A級
3. 2016/02 通訳案内士
■ 所属学会
1. 2016/01~ アメリカ学会 Link
2. 2016/01~ 日本マス・コミュニケーション学会 Link
■ 職歴
1. 1981/04 共同通信社(記者職)
2. 1981/05~1985/04 共同通信社 県警・裁判所、県政 宇都宮支局員
3. 1985/05~1988/04 共同通信社 県政・選挙・原発 佐賀支局員
4. 1988/05~1990/04 共同通信社 県政・選挙・事件 浦和支局員
5. 1990/05~ 共同通信社 編集局外信部員
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■ 著書・論文歴
1. 論文  米リベラル派の親イスラエル観と市民宗教、建国神話 (単著) 2022/09
2. 著書  「リークと報道操作」『アメリカ文化事典』所収 (共著) 2017/12
3. 著書  『パレスチナ―聖地の紛争』"Palestine - Holy Land Disputes" (単著) 2011/05 Link
4. 著書  『20世紀未来への記憶』の「障害者安楽死―ホロコースト前史/『無価値な生命』と抹殺」 (共著) 1999
5. 論文  米イスラエル特別関係の形成と「約束の地」 (単著) 2021/09
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■ 学会発表
1. 2017/05/27 中東和平プロセス難航の権力関係(日本平和学会中四国研究会)
2. 2016/11/26 「2016年アメリカ大統領選挙におけるイスラエル・ファクター」(中・四国アメリカ学会第14回年次大会)
3. 2016/09/03 「米大統領選挙とアメリカ・イスラエル関係」(日本臨床政治学会広島大会)
■ 講師・講演
1. 2023/04 ロシアのウクライナ侵略とG7議長国日本(広島市西区井口鈴が台2-14-8 井口公民館)
2. 2023/02 ロシアのウクライナ侵略とG7議長国日本(広島市立坪井公民館 広島市佐伯区坪井1-32-10)
3. 2022/10 ロシアの侵略、抵抗するウクライナ(広島市)
4. 2019/10 変わりゆく「神と自由」の超大国(広島市) Link
5. 2019/10 トランプ大統領の再選戦略と外交政策(広島市)
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■ 主要学科目
国際ジャーナリズム論 メディア論 政治と社会(アメリカ) 政治と社会(中東) 異文化理解論(宗教と民族)
■ 社会における活動
1. 2021/07 「イラン核問題で対米依存/アラブ諸国関係に注目」(日本記者クラブ会見リポート)
2. 2020/12 自民党広島県連衆院第3区支部長公開討論会モデレーター
3. 2019/10 広島平和文化センター国連軍縮フェローズ歓迎会に広島修道大学長の代理出席
4. 2020/01~2020/02 第54回中国新聞「読者と報道」委員会: ローマ教皇訪日・マツダ100年等
5. 2018/01~ 中国新聞「読者と報道」委員会詳報
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■ 委員会・協会等
1. 2017/12/01~2021/12 中国新聞社「読者と報道委員会」委員 委員
2. 2013/01 在ニューヨーク商工会議所新年討論会「経済の活性化と日米関係」 モデレーター(司会)
3. 2009 岡山県NIE(教育に新聞を)委員会 監査委員(3年間)秋
4. 2006/06 日本新聞協会 ハッピーニュース審査員(1年間)
■ 教育上の能力
●実務の経験を有する者についての特記事項
1. 1981/04~2016/03 共同通信社国内3支局記者(警察・司法・県政・選挙)モスクワ特派員(ソ連崩壊、ウクライナ独立)、エルサレム支局長(中東和平交渉、テロリズム)、ロンドン特派員(英政治社会、国連核査察、イラク戦争・占領)、ニューヨーク支局長兼共同ニュース・アメリカ社執行副社長(米政治社会、在米日本企業、国連)、編集局・国際局幹部、編集・論説委員としてジャーナリズムと国際関係に関する実務経験を有する
●教育に関する発表
1. 2020/10/14 広島修道大教職員用FD/SD研修会で非対面授業の実施事例「助けられ、きわどく乗り切る」を報告
■ 教育に関する発表
1. 2020/10
非対面型授業の実施事例報告「助けられ、きわどく乗り切る」
広島修道大学人事課
2020年度第1回FD/SD研修会
単著・共著の別:単独
■ 開発した教材、教科書、参考書
1. 2020/09
聖地エルサレムの地位と神殿の丘
『修道法学』、「政治と社会(中東)」(2020年9月開講)の参考用を兼ね執筆
単著・共著の別:単著
2. 2022/04
「ロシアの侵略、抵抗するウクライナ」など教材のほとんどを独自制作し、海外特派員出身の実務教員の 役割を意識して最新ニュース記事に常時目配りし日々、教材に盛り込み改訂 を続けている。
国際ジャーナリズム論、メディア論、政治と社会(アメリカ、中東)模擬講義など
単著・共著の別:単著
■ メールアドレス
  kyoin_mail
■ メッセージ
1. 学ぶことの楽しさ、喜びを伝えたい。学生の向学心に応えたい。学ぶとは自分の無知を知り、独りよがりの独我論を超え、他者を知り、客観世界の大きさ、素晴らしさ、複雑さに接することだ。考えること、知識を得ることは喜びであり、生きる力になる。

2. 失敗しない人はいない。人は失敗から学んで成長する。パターナリズム(父権的干渉)と批判されようと、人生の岐路にある学生に、取返し困難な「大失敗」をさせたくない。実社会や世界や異文化は素晴らしいが、リスクもある。学生が卒業後も社会の荒波の中で人生を切り開いていけるよう励ましたい。私自身や目撃した失敗や成功、国内外での職務経験などから、助言ができれば伝えたい。

「性格は世の荒波の中でつくられ、才能は夜の静けさの中でつくられる」
■ 改善への取り組み
前年度の点検・評価項目
●1.授業の方針や授業計画と実際の授業の内容及び授業目標の達成度
理想論にとどまらず、内外の複雑な現実を直視するための客観的な知識と多角的な分析を重視する~との方針および授業計画をシラバスに明記した。内外の大ニュースを受け順序を若干修正することはあったが、最終的にすべて教授した。ロシア・ウクライナ紛争を授業に反映させる方針は、プーチン政権やウクライナ史についての専門書・概説書の精読、内外のニュース記事、報道番組のフォローに膨大な時間を充て準備した。日本の対応では国連憲章、日本国憲法が重要になるため、教育用に研究した。学生用に裏表1枚のレジュメ「ロシアの侵略、抵抗するウクライナ」(要約版)に集約し適宜修正した。学生の質問にできる限り答えた。授業には現地での体験や当時の写真をまじえた。学生は強い関心を示してくれた。 ウクライナ問題への私の見解は、広島で主流の「公的言論」の一部と一致しない部分があったが、昨年9月出版の井上達夫・東大教授(法哲学)の『ウクライナ戦争と向き合う』の主張と重なっていた。多くの主流派国際政治学者の見解とも一致した。2022年度の授業で当初から教授した見解や分析は、適切な内容だったと考える。
●2.(1)教育内容・方法の工夫
大幅に改善した。教育方法については、学生が授業終了後に毎回、自宅で期限までにMoodleに入力する「課題」の目的や使用法を工夫した。「課題」は、①授業や資料中の重要語句(英語を含む)を自ら選び(例えば10個以上、20個以上など)書き出すことを「必須」とし、②感想や考察、質問は基本的に「任意」とした。以前は①で、授業の感想や学んだことを数行記述させていた。しかしこの方法では、おざなりな文を書いて提出する学生も少なくなかった。講義に集中せず、資料に目を通さなくても書けてしまう。 新たな方法はコロナ中も徐々に始めていたが、前年度前期から本格的に定着させた。熱心な学生は英語を含め30個、50個と書いてくる。間違いがあればメールを返信して指摘した。語句だけではなく文章や、教員の発言を書いてくる学生も。この方式にして学生が以前よりもレジュメをしっかり読むようになった。 主に後期から、①授業中のレジュメを配布ではなくスクリーンに映写する方式に、②学生が毎回の課題で任意に記述した質問や感想・考察を原則としてすべて次回の授業で映写し、時間の許す限り質問に答えコメントする手法に~という変更を行った。①は前期に授業参観してくださった西村仁志先生(6月16日)の助言がきっかけ。印刷の手間が省けるのに加え、字数等、印刷のためのさまざまな制約から自由になり、レジュメが見やすくなった。 成績評価の基準は、記者・編集者の実務経験に基づき、レポートを含む文章の具体的な評価基準とともに、詳しく説明した。 教育方法ではなく内容の工夫については、ロシア・ウクライナ紛争の研究・ファローやメディア取材経験の活用など「目標・課題」の項で記したことと重なる。
●4.学生による本学の授業評価アンケート(独自のものでも可)の実施、分析、結果の活用状況
大学の授業評価アンケートを読んだ。問題点としては、前期メディア論の教室を教務課にお願いして広い教室に変更してもらった際、ダブルブッキングになり、7号館に移動した。このとき自己責任の意識が薄く「まあこういうこともありますよ」と冗談を言った。「誤らないのは不誠実」と書いてきた学生がいて驚いた。私の感覚ではよくわからない怒りだったが、ほかにも気に入らないことがあったのかもしれない。すべて教員の責任と言われれば確かにそうである。こういう受け止め方をする学生にも配慮して言葉を選ぶ必要があると反省した。
●5.公開授業の実施状況
すべての講義科目について無期限で公開した。メディア論を西村仁志先生が参観してくださり、「授業内容・方法の工夫」で記したように、活用した。
●7.学生からの勉学(単位僅少学生への対応など)、生活、進路・就職などの相談への対応
できる限りの対応をした。すでに記したロシア人学生への配慮のほか、単位僅少学生とは相手が応じてくれる限り真摯に対応したつもりだ。ゼミ生、基礎演習生はもちろん、講義科目の学生で勉強法、留学、将来の進路を相談してくる学生にもできる限り対応した。メキシコ国費留学の学生、オーストラリアや韓国への留学生の相談に乗り助言した。留学後もたまに連絡をもらった。就職については、就活の実態や「実務」の実際について折に触れさまざまな授業で話した。
●9.学生の課外活動に対する支援(本学のサークルの部長・顧問としての活動)
放送研究会の顧問として、部長と定期的に連絡を取り、安全、ハラスメント、金銭などでのトラブルに注意し学生課の職員と意思疎通をはかるように指導した。