前年度の点検・評価項目
|
●1.授業の方針や授業計画と実際の授業の内容及び授業目標の達成度
|
講義科目の場合,講義,小テスト(または,授業中の演習),時間外課題をセットで実施し,次の3課題に継続的に取り組んでいる:(1) 授業時間外の学習の推進と支援 (2) 学生への迅速なフィードバック (3) 授業内容の理解度の迅速な確認。
(1) では,講義資料を事前に公開し,事前学習を促した.しかし,かなりの学生が資料を印刷せずスマホ画面に表示することで済ませていた.その結果,GFにおける全角/半角文字の誤入力や英字記号の読み間違いなど,スマホ画面が小さいことによる弊害が観測された.また,期末試験直前に大量の講義資料を印刷する現象も観測された.(2)では,小テストや課題ではGFを利用したが,期限までに何度も回答でき,それらがすべて履歴として記録されるために,評価及びフィードバックに係る作業負荷が非常に大きくなった.この点の改善を検討する必要がある.提出課題は,できる限り速やかに採点し個別にコメントを返し,毎週全体に対しても授業時に解説を行っている.(3)では,各学生のPC環境が異なり,環境設定を完了するのに非常に手間取った.しかし,積極的に活動を進める学生も出てきた.今後は,各人のスキルの状態に対応して大きく異なる進捗速度に対応する方策の検討が必要である.
|
●2.(1)教育内容・方法の工夫
|
2022年度はすべての授業が新型コロナウイルス流行前の形態で実施されることとなったが,新型コロナウィルスの位置づけは第2類のままであり,授業以外の日常生活や活動は制限を受けたままであり,感染した場合の対応についても余り変わらなかった.感染予防に対する学生の意識についての個人差も大きいものであった.講義科目の授業運営については,感染者および濃厚接触者の欠席に対応することと対面授業による感染予防の取り組みに留意した.講義資料を事前にGCに公開し,学生自身が印刷して授業に臨むようにした.これにより,欠席者は自習ができ,出席者は他の学生との資料を通した接触リスクを軽減できるようにした.当日の講義内容に関する理解度を確認するためにGFを利用して,授業後数日間を締切とする小テストと,時間外学習用の課題を出し,講義内容の理解の定着に努めた.GFの利用によって,欠席者も実施できるように配慮した.ゼミナールでは,コミュニケーションカード(大福帳)を利用して各学生との交流を図った.
|
●4.学生による本学の授業評価アンケート(独自のものでも可)の実施、分析、結果の活用状況
|
後期開講科目B1群「経営情報論Ⅱ」,B2群特殊講義a「アルゴリズムとプログラミング発展演習」,F群「ゼミナールⅡ,Ⅳ」,修道スタンダード科目「初年次セミナー」の5科目について授業評価アンケートを実施した.講義科目における授業内容の体系性については,高い評価を受けている.教授方法・講義内容についても,声やスライドの使用方法についてはおおむね評価されているようである.Gmailでの質問メールに返事が中々来ないという記述があった.これについては,第1回のガイダンスでGCの多くのメッセージに埋もれて見逃す確率が高いので,メールによる質問を控えて欲しいと説明していた.ミニッツペーパーについてもフィードバックが遅れ気味であったので,これは小テストの中に埋め込み対応するように変更した.
|
●5.公開授業の実施状況
|
2022年度は,授業の公開,参観とも,日程が合わず実施していない.
|
●7.学生からの勉学(単位僅少学生への対応など)、生活、進路・就職などの相談への対応
|
単位僅少指導については,積極的に行っている.一部学生については,効果が上がっている.但し,単位僅少指導に加えて,当該学生については履修登録指導の必要性を,一層感じている.
|