カワグチ カズヤ
KAWAGUCHI Kazuya 河口 和也 所属 広島修道大学 人文学部 職種 教授 |
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研究期間 | 2018/04~2023/03 |
研究課題 | セクシュアル・マイノリティをめぐる意識の変容と施策に関する研究 |
実施形態 | 科学研究費補助金 |
研究委託元等の名称 | 学術振興会 |
研究種目名 | 基盤研究A |
科研費研究課題番号 | 18H03652 |
キーワード | セクシュアル・マイノリティ、LGBT施策、意識調査 |
科研費分類 | 社会学 |
代表分担区分 | 研究代表者 |
代表者 | 河口和也 |
概要 | 近年、国、一部の自治体、企業、教育現場等において、セクシュアル・マイノリティの存在の認識が高まり、差別解消や処遇改善の取り組みが見られるようになってきたが、これらが当事者の生きやすさにつながっているのかは、明らかにされていない。本研究は,セクシュアル・マイノリティのおかれた社会環境の改善には、性的指向・性自認に関わる施策の充実のみでなく、セクシュアル・マイノリティに対する一般市民の寛容な意識が必要であるとの立場から、施策と意識の双方をとらえ、それらの関連性にも着目する。まず①セクシュアル・マイノリティについての意識は時を経て変わるものなのかを、本研究チームが2015年に実施した全国調査と同項目を含む調査を2019年に行って比較することで明らかにし、②個々人の意識の変化は何によって生じるのか(因果関係)を、上述の2019年調査への回答者に同じ調査を2021年に行って検討する(パネル調査)。また③全国の自治体のSOGIに関する施策を悉皆調査によってとらえ、その実施状況と、自治体の財政状況や人口構造等との関連性を明らかにするとともに、意識調査と施策調査データを統合し、それらの関連性を探る。 |