ウノ ノブヒロ   UNO Nobuhiro
  宇野 伸浩
   所属   広島修道大学  国際コミュニティ学部
   職種   教授
研究期間 2020/04~2021/03
研究課題 公募プロジェクト型共同研究「「14世紀の危機」に関する文理協働研究——北東アジア地域を突破口として」
実施形態 国内共同研究
研究委託元等の名称 北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター
研究種目名 スラブ・ユーラシア地域(旧ソ連・東欧)を中心とした総合的研究
キーワード 古気候データ、14世紀の危機
代表分担区分 研究分担者
代表者 中塚武
概要 本研究は、「14世紀の危機」に焦点を当てるものである。「14世紀の危機」とは、「中世温暖期」から「小氷期」への移行期にあたる14世紀に起きた、寒冷化や天災の頻発といった気候変動と、モンゴル帝国(1206~1368年)の崩壊のような人間社会の動乱との複合から成る、ユーラシア規模の「危機」を指す。この「危機」の実態を、歴史学と古気候学の協働により解明することが、この研究の目的である。「14世紀の危機」は、これによりユーラシアの「社会生態系(socio-ecological regime)」が不可逆的な変化を遂げる世界史の画期としてかねてより注目されてきた。本研究は、文理双方の最新の知見を基に、人間社会と生態環境との複合として14世紀のユーラシアを描き直す試みである。