ハセガワ ナオヒロ
HASEGAWA Naohiro 長谷川 尚弘 所属 広島修道大学 人間環境学部 職種 助教 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2019/06 |
形態種別 | 学術論文 |
査読 | 査読有り |
標題 | A redescription of Syncarpa composita (Ascidiacea, Stolidobranchia) with an inference of its phylogenetic position within Styelidae |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | Zookeys |
掲載区分 | 国外 |
出版社・発行元 | Pensoft |
巻・号・頁 | 857,1-15頁 |
担当範囲 | 研究計画の立案から材料であるカタマリムラボヤの採集、DNAを抽出、系統解析、図表の作成を指導教員の指導下で行った。論文の執筆は筆頭著者・責任著者として行った。 |
著者・共著者 | Naohiro Hasegawa, Hiroshi Kajihara |
概要 | ロシアのウリバンスキー湾をタイプ産地とするSyncarpa oviformis Redikorzev, 1913(和名なし)の後行異名であることが疑われていた北海道厚岸湾をタイプ産地とするS. composita (Tokioka, 1951) (カタマリムラボヤ)を再記載するとともにその系統的位置を推定した。カタマリムラボヤの分類学的地位を明らかにするために、シンタイプおよび新たに採集されたトポタイプとS. oviformisのホロタイプの形態を比較した。その結果、触手の数、異なる太さをもつ横走血管の種類の数、肛門葉の数に違いがみられたため、カタマリムラボヤはS. oviformisとは別種であるとみなされた。また、シロボヤ科内におけるSyncarpa属の系統的位置を18S rRNA(18S)およびチトクロームc酸化酵素サブユニットI(COI)遺伝子の部分配列に基づいて推定した。その結果、Syncarpa属はDendrodoa属の姉妹群であることが支持された。両属において生殖腺が体の右側だけに一つあることが知られている。したがって、この特徴は両属の共有派生形質であると考えられる。 |