オクダ ケイ
OKUDA Kei 奥田 圭 所属 広島修道大学 人間環境学部 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2017/04 |
形態種別 | 学術論文 |
査読 | 査読有り |
標題 | Feasibility assessment of active and passive acoustic monitoring for sika deer populations |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | Ecological Indicators |
掲載区分 | 国外 |
巻・号・頁 | 79(1),155-162頁 |
頁数 | 8 |
著者・共著者 | ◎Enari, H., Enari, H., Okuda, K., Yoshita, M., Kuno, T. and Okuda, K. |
概要 | 担当:全頁.シカの管理は,流入初期段階の予防的対応が不可欠であるものの,低密度状態のシカは従来のモニタリング手法では効率的に検知できないという課題があった.本研究では,オスジカが秋季に発する鳴声を指標とした2種類のモニタリング手法を開発した.
・PAM法(Passive Acoustic Monitoring):高感度集音器を用いて,オスジカが発する鳴声を録音し,その録音頻度を個体数指標とするもの. ・AAM法(Active Acoustic Monitoring):録音したhowlを拡声器で再生して,他個体の応答を記録するシカの鳴き返し法を考案した. これらの手法の利点として,①低密度のシカ個体群にも利用可能,②従来用いられてきたセンサーカメラより200倍の検知範囲,③シカ検知の自動化が可能で利用者の専門的知識が不要,が挙げられる.拡大するシカ個体群の効率的なモニタリングに役立つこれらの技術により,シカの分布拡大予測,さらには自然植生や社会産業への影響予測に貢献可能であると考えられる. |