スギウラ ヨリコ
SUGIURA Yoriko 杉浦 順子 所属 広島修道大学 商学部 職種 教授 |
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発行・発表の年月 | 2011/09 |
形態種別 | 学術論文 |
標題 | « L'humour célinien : une esthétique du noircissement » |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | Actes du 18 ème colloque international L.-F. Céline |
掲載区分 | 国外 |
出版社・発行元 | Société d'études céliniennes |
巻・号・頁 | pp. 205-217頁 |
概要 | 作家が『夜の果ての旅』出版直前に校正者に述べた «Il faut noircir, et se noircir» という言葉は作家の世界観とともにその詩学をもあらわした卓越した表現だが、それはセリーヌの多様な「笑い」とも無関係ではない。中でも、ユーモアはこのnoircissement と美学的かつ哲学的な観点から深く関わり、攻撃の笑いとは別の「ユーモアの笑い」を生み出している。ここではユーモア理論とセリーヌの美学をすりあわせた後に、具体的なテクスト分析を通して特殊な「同情」の表現などを検証し、ユーモアの詩的重要性を指摘している。 |