ミヤサカ(コンノ)カズオ
MIYASAKA Kazuo 宮坂(今野)和男 所属 広島修道大学 人間環境学部 職種 教授 |
|
言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 1998/09 |
形態種別 | 学術論文 |
標題 | デカルトとフッサール--哲学における無前提性の問題-- |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 広島修大論集 (人文編) |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 39(1),177-201頁 |
頁数 | 25 |
概要 | デカルトとフッサールは、両者とも《無前提性》を指向した点において親近性を持っていると言える。ただフッサールは、デカルトが意識の志向性を考慮しなかった点を批判しており、その点において両者には相違がある。その相違点を手掛かりにして、本稿では、まず、フッサールが知覚の根源性を認めていることを示し、その点で完全な無前提性は達成されていないことを論じた。次いそれを参考にしながらデカルトの『省察』の答弁を検討し、デカルトも実は厳密な意味で無前提性を確保していないことを明らかにした。(25頁) |