オクダ ケイ
OKUDA Kei 奥田 圭 所属 広島修道大学 人間環境学部 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2018/07 |
形態種別 | 学術論文 |
査読 | 査読有り |
標題 | 福島第一原子力発電所事故後に逸出したブタはニホンイノシシへの遺伝子汚染をもたらしたのか |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 保全生態学研究 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 23(1),137-144頁 |
頁数 | 8 |
著者・共著者 | ◎奥田圭,藤間理央,根岸優希,ヒントン トーマス G,スマイサー ティモシー J,玉手英利,兼子伸吾 |
概要 | 担当:全頁.福島原発事故後,原発周辺地域の養豚場は放置され,家畜ブタが移出した.そこで本報では,福島県におけるニホンイノシシと逸出したブタとの交雑の可能性を検証するため,2014年から2016年の間に福島県内の個体群から集められた75個体のニホンイノシシのミトコンドリアDNA 配列を分析した.その結果,71個体からはニホンイノシシ固有の既知の配列が得られたが,それらから著しく分化したブタに該当する配列が4個体から得られた.この結果は,野生化したブタからニホンイノシシ個体群への遺伝子汚染を示唆している.また,今回の知見は,当該地域における核DNAマーカーを用いた詳細な遺伝解析とモニタリングに基づく個体群管理の必要性を示唆している. |