シノハラ ハジメ
SHINOHARA Hajime 篠原 新 所属 広島修道大学 国際コミュニティ学部 職種 教授 |
|
言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2018/03 |
形態種別 | 学術論文 |
標題 | 革新自治体における生活保護費の削減──奥田八二知事時代の福岡県を例として |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 『奥田八二日記研究会会報』 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 奥田八二日記研究会 |
巻・号・頁 | (1),3-14頁 |
頁数 | 11 |
著者・共著者 | 篠原新、山田良介 |
概要 | 2017年度日本政治学会研究大会での報告を論文にしたものである。1960年代から増加した革新自治体については、再分配政策を重視し、財政赤字をもたらしたというイメージがある。しかし、最近の先行研究ではそれに当てはまらない革新自治体も存在したことが指摘されている。
本稿は、その例である奥田知事時代の福岡県に注目し、なぜ生活保護費の削減が可能になったのかについて、「奥田八二日記」や奥田の論考、県の資料などを素材として分析した。そして、奥田が、長期に亘って旧産炭地の実態を調査し、福岡県における高い生活保護費の原因は、被保護者だけではなく行政にもあるという政治的信念を有していたことを示した。また、奥田県政を守るために、労組が生活保護の削減に協力するようになったことも指摘した。 |