サトウ リョウ
SATO Ryo 佐藤 量 所属 広島修道大学 人文学部 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2015/10 |
形態種別 | 学術論文 |
標題 | 満洲経験の記憶と変遷 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 歴史学研究 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 歴史学研究会 |
巻・号・頁 | (937),112-122頁 |
概要 | 本稿では、戦後日本社会において満洲経験がどのように語られ、意味づけられていったのかを、満洲経験者の生業や世代の差異に注目しながら経年的に論じた。これまで満洲経験の記憶と語りは、「悲劇の逃避行」というような戦後引揚げをめぐるステレオタイプな語りが知られていた。しかし本稿では、生業と世代に注目することで、都市住民と農業移民とで語りが大きく異なり、また、1970年代の日中国交正常化を契機として同時代に起きた満洲経験者の世代交代も、記憶形成に重要な変化をもたらしたことを指摘した。 |