ミサカ ヨシヒロ
MISAKA Yoshihiro 三阪 佳弘 所属 広島修道大学 法学部 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2012/11 |
形態種別 | 著書 |
標題 | 『講座明治維新5 立憲制と帝国への道』 |
執筆形態 | 共著 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 有志舎 |
巻・号・頁 | 201-231頁 |
担当範囲 | 「第7章 近代法体系の成立――司法制度の展開を素材として」 |
著者・共著者 | 原田敬一・飯塚一幸編著、新井勝紘・池田憲隆、大谷正・栗原純・一ノ瀬俊也・三阪佳弘・高田祐介 |
概要 | 本書は明治維新に関する最新の研究成果をもとに現在の研究水準と課題を明らかにする講座のうち、通史部分の最後として編まれたものである。担当したのは、法制度の近代化に関する「第7章 近代法体系の成立――司法制度の展開を素材として」(201-231頁)であり、以下の点を明らかにした。①従来日本近代法の特徴は、「基準」「理念」たる近代法像からの「遅れ」や「逸脱」としてとらえられてきた。②しかし西欧近代法について実証的に明らかにされてきた具体像は、従来の理念的な「近代法」像の「揺らぎ」をもたらした。③日本近代法の特徴は、「揺らぎ」を見せる「近代法」像との齟齬としてではなく、前近代の法制度と西欧近代から継受された法制度との間の相克と相互浸透を通じて形成されてきたものとして再検討されなければならない。 |