ヤマウチ アリノブ
YAMAUCHI Arinobu 山内 有信 所属 広島修道大学 健康科学部 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2022/02 |
形態種別 | 学術論文 |
査読 | 査読有り |
標題 | 玄米発酵抽出物摂取による血糖値上昇抑制効果 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 栄養学雑誌 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 日本栄養改善学会 |
巻・号・頁 | 80(1),51-59頁 |
担当範囲 | 研究全般(研究責任者) |
著者・共著者 | 単著:山内有信 |
概要 | 【目的】核酸高含有玄米発酵抽出物(FBR)の摂取が血糖値上昇を抑制することについて,ラットを用いた一連の実験によってすでに報告している。しかし,この一連の実験は動物実験であり,摂取させたFBRも多量であった。そこで,推定通常摂取量付近の摂取でヒトにおいても同様の効果が期待されるかについて経口糖負荷試験によって確認することを目的とした。【方法】健康な若年日本人25名(男性6名,女性19名)を被験者とし,約10%濃度マルトデキストリン水溶液と5gの粉末化通常玄米(NBR)またはFBRの同時摂取による糖負荷試験を,シングルブラインド・クロスオーバー試験で行った。【結果】 糖負荷後経過時間が影響する血糖値の変化の仕方にFBRとNBRで違いはなかったが,FBR摂取による血糖値変化は,NBRに比べて緩やかであった。また,糖負荷後120分間の時間曲線下全面積および血糖上昇曲線下面積を計算して比較した結果,実測値計算と変化率計算のいずれにおいても,FBRの同時摂取時はNBR摂取時に比べて有意な低値を示した。【結論】FBR摂取は,健康な若年日本人においても食後血糖値の上昇抑制が期待できることが示唆された。 |