ヤマウチ アリノブ
YAMAUCHI Arinobu 山内 有信 所属 広島修道大学 健康科学部 職種 教授 |
|
言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2024/06 |
形態種別 | 学術論文 |
査読 | 査読有り |
標題 | 大学生に対する軽度うつ症状抑制のための初期食育内容の検討[筆頭論文] |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 食育学研究 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 日本食育学術会議 |
巻・号・頁 | 18(2),27-34頁 |
頁数 | 8 |
担当範囲 | 研究責任者として,調査研究全般および執筆 |
著者・共著者 | 共著者:◎山内有信,井上凛,加賀田江里,北島葉子,村上淳 |
概要 | 大学生を対象に日本産業衛生学会産業疲労研究会による「自覚症調べ」,東邦大式「軽度うつ自己診断シート(SRQ-D)」とともに独自作成の食習慣評価の調査を,2017年~2019年の3ヶ年にかけて実施した。解析に供した335名について,中央値を境として有意な独立性が認められた食習慣評価の設問クラスターを利用した4群に分け,軽度うつ症状及び自覚症状区分毎の状態評価点を比較した。その結果,「3食をしっかり食べているか」を評価するクラスターと「正しい食習慣の意識」を評価するクラスターは,それぞれの状態が良いほど軽度うつ症状の発生リスクを低減する可能性を示す有意な関連性が認められた。この2つのクラスターにおける評価区分を掛け合わせで4群に分類して軽度うつ症状評価点を調べた結果,いずれのクラスターの評価区分も低い群の軽度うつ症状評価点は,いずれの評価区分も高い群に比べて有意な低値を示した。以上の結果より,軽度うつ症状の発生リスクを低減するための食育では,欠食することなく栄養バランスを意識していろいろな食品を摂取するという内容で,その効果が得られると推定された。
本人担当部分:研究責任者として,調査研究全般および執筆。 |