ヤマウチ アリノブ
YAMAUCHI Arinobu 山内 有信 所属 広島修道大学 健康科学部 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2024/09 |
形態種別 | その他の研究業績 |
標題 | 表計算ソフトの数理問題解決プログラムを用いた酵素の最大反応速度およびMichaelis定数の推定 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 健康科学研究 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 広島修道大学 |
巻・号・頁 | 8(1),75-90頁 |
担当範囲 | 執筆全体 |
著者・共著者 | 単著:山内有信 |
概要 | 酵素がどのように作用しているかについての確認・評価を行うためには,酵素反応の速度論的研究が重要である。酵素が基質に作用して生成物量が増加する最大の速度を最大反応速度(Vmax),酵素と基質の親和性の指標をミカエリス定数(Km)というが,酵素の反応速度論的解析では,これらVmaxとKmを推定し,総合的に評価することとなる。また,VmaxとKmは,共存する物質によって変化するが,この変化の様子から酵素の活性や阻害の様式を推定することも可能となる。この酵素活性の反応速度論的実験は,酵素の特徴を理解することを目的として,また,生化学や生理学講義で学んだことの定着を目的として,生化学実験でも取り上げている。そこで,本稿では,酵素の反応速度論の理論と一般的なVmaxおよびKmの推定法に加えて,表計算ソフトに備わっている数理問題解決プログラム(以後“ソルバー”)を用いた非線形回帰法による推定法についても解説する。 |