シノハラ ハジメ
SHINOHARA Hajime 篠原 新 所属 広島修道大学 国際コミュニティ学部 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2019/03 |
形態種別 | 学術論文 |
標題 | 「日本社会党による国会質問の一側面──楢崎弥之助による「非核三原則」への追及を中心として」 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 『法政研究』 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 九州大学法政学会 |
巻・号・頁 | 85(3・4),533-559頁 |
概要 | 2018年度日本政治学会研究大大会での報告を論文にしたものである。本稿では、「国会の爆弾男」と呼ばれた故・楢崎弥之助社会党衆議院議員が遺した資料を分析し、社会党による国会質問の内実を検証した。具体的には、楢崎が、政府の提唱した非核三原則について、「ゼントルマンズ・アグリーメント」、核兵器研究開発計画、無害通航権の3つの視角から追及していたことを示した。また、楢崎が用意していたが、言及しなかったこともあることを指摘した。そして、楢崎の追及が論理と根拠に基づいており、実際に政府の方針の変更につながった面もあることを示した。一方で、楢崎の追及が法解釈論的論議に集中し過ぎたことや意図的に言及しなかったことなどにより、楢崎の質問の全体像が見えにくくなったことを課題として提示した。 |