シライシ チヒロ
SHIRAISHI Chihiro 白石 智宙 所属 広島修道大学 人間環境学部 職種 助教 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2024/03 |
形態種別 | 学術論文 |
査読 | 査読有り |
標題 | 木質バイオマス発電所の燃料材調達と地元林業との関係分析―内子バイオマス発電所をケースとして |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 立教経済学研究 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 立教大学経済学研究 |
巻・号・頁 | 77(3),49-59頁 |
担当範囲 | 全頁 |
著者・共著者 | ◎白石智宙、江成穣 |
概要 | 日本で固定価格買取制度の導入後に急増している国内の木質バイオマス発電所では、木質バイオマス資源を加工してエネルギー源として利用する燃料材の調達に課題が生じている。なかでも未利用材の調達は、調達圏の林業による既存の資源利用との過度な競合をもたらす。そこで本研究は、燃料材調達体制の採用根拠や関係事業者間の課題認識と対応の分析を通じて、林業による資源利用と両立する燃料材調達体制のあり方を明らかにするために、愛媛県内子町の「内子バイオマス発電所」のケーススタディを実施した。結果、発電所設立の検討段階より燃料材調達に関して、内子町森林組合を中心とした町内の生産・流通システムを前提とした体制構築がなされていた。その要点は、地元林業の既存の生産・流通行程の範囲内に事業規模を抑えること、余剰未利用材の販売先を開拓すること、地域の原木の最低価格を保証しながら価格を底上げする水準で未利用材の買取価格を設定することであった。 |