マエダ ホシ
MAEDA Hoshi 前田 星 所属 広島修道大学 法学部 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2022/03 |
形態種別 | 学術論文 |
標題 | ヨーロッパ近世刑事司法の中の魔女裁判(7):ハインリヒ・フォン・シュルトハイスの『詳細なる手引き』を手掛かりにして |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 『北大法学論集』 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 北海道大学法学研究科 |
巻・号・頁 | 72(6),79-123頁 |
頁数 | 45 |
著者・共著者 | 前田星 |
概要 | 博士論文を加筆修正した連載の第7回目。博論の第三章第二節(5)~(6)および第三節、さらに第四章第1節に該当。まずは前回に引き続き、魔女術罪の組織犯罪性を論じたのだが、とりわけインゴルシュタット大学神学教授であったアダム・タナーの議論に対するシュルトハイスの反論から、当時の法学的議論を再構成した。また、自白の撤回という近世における刑事法上の問題は、魔女術罪の普遍性と特殊性を浮き彫りにする。さらに本稿第三の論点であり、魔女術罪の特殊性の根本的な原因となっている魔女術罪と宗教との関わりについて、後に取り扱う「悪魔の存在意義」や「魂の救済」をめぐる近世の状況を概説している。 |