カドワキ ミエ
KADOWAKI Mie 門脇 美恵 所属 広島修道大学 法学部 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2024/03 |
形態種別 | 著書 |
招待 | 招待あり |
標題 | 自治基本条例を軸とした参加と協働の地域づくりの課題と展望 |
執筆形態 | 共著 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 東海自治体問題研究所 |
巻・号・頁 | 14-29頁 |
総ページ数 | 83 |
担当範囲 | 自治基本条例と参加‧協働のまちづくり |
著者・共著者 | 鈴木誠, 菊本舞, 門脇美恵, 島田善規, 豊福祐二, 小木曽洋司, 水島竣木, 前澤このみ, 中田實 |
概要 | 第2章「自治基本条例を軸とした参加と協働の地域づくりの課題と展望」: 国の「上からの」共助の政策化という戦略の方向性とは別の動きが市町村のなかに見出されることに着目し、検討した。特に、いわゆる「増田レポート」において愛知県下で唯一消滅自治体と名指しされた新城市においては、自治基本条例を軸とした地域課題への取り組みと、これを通じた市町村の「内部からの」住民自治の活性化の動きがみられることに着目し、そのような展開の要因を分析した。その結果、地方自治においては住民と政治行政との関係が、事柄における「近さ」と意思決定過程との距離における「近さ」という二つの意味における「近接性」により特徴づけられていることから、自治基本条例は、かかる特徴に応じて、地方自治法上のいわば「ナショナル・ミニマムの住民自治」に加え、より充実した住民自治を実現するための地域独自の仕組みをつくるための立法であり、極めて多様で多面的な「住民」が、利害関係や価値観の対立も含みながら、議論によって統一的な意思決定を形成してく過程に「内部からの」住民自治の活性化の要因が見いだされることを示した。 |