ナガハマ テルミ
NAGAHAMA Terumi 長濱 照美 所属 広島修道大学 商学部 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2020/03 |
形態種別 | 学術論文 |
標題 | 「IASB概念フレームワークの『表示及び開示』と情報セットアプローチ」 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 『広島大学マネジメント研究』 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 広島大学マネジメント学会 |
巻・号・頁 | (21),63-77頁 |
著者・共著者 | 長濱照美 |
概要 | 本論文の目的は、2018年IASB公表の概念フレームワークにおける新設章「表示および開示」で包括利益の概念が導入されたことに着目し、①当該新設章「表示および開示」において情報セットアプローチは採用されているか、②情報セットアプローチと包括利益の概念および包括利益計算書はどのような関連性を有するか、以上を明らかにすることである。考察の結果、①に関して、「表示および開示」における規定に情報セットアプローチの特徴がみられた。②に関して、英国における包括利益の概念の導入と包括利益計算書の開発は、情報セットアプローチの思考の導入と同時に行われたことが明らかとなった。以上より、IASBの単独開発となった概念フレームワークの「表示および開示」に、英国の情報セットアプローチの影響がみられると結論付けた。 |