ハセガワ ナオヒロ
HASEGAWA Naohiro 長谷川 尚弘 所属 広島修道大学 人間環境学部 職種 助教 |
|
言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2020/03 |
形態種別 | 学術論文 |
査読 | 査読有り |
標題 | 鳥取県から得られたホヤ類 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 鳥取県立博物館研究報告 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 鳥取県立博物館 |
巻・号・頁 | 57,19-36頁 |
担当範囲 | 材料であるホヤ類の採集を共著者とともに行い、ホヤ類の一部を形態学と分子系統解析を用いて種同定した。自身が同定した種についての注記を記載した他、原稿の校正を共著者とともに行った。 |
著者・共著者 | 太田悠造 、長谷川尚弘 、西川輝昭 |
概要 | 2019年6月に鳥取県東端に位置する岩美町沿岸で,漁港のロープ引き揚げや30m以浅のスキューバダイビングによってホヤ類を網羅的に採集した。さらに,その西にある鳥取県長尾鼻沖で同年8月に桁網により80-120m深で得られた標本も加えて,本県東部沿岸海域におけるホヤ相を解析した。その結果,ホヤ綱においては未確定種や所属不明種多数を含め9科21属52種が認められ,そのうち少なくとも4 種,すなわち,Aplidium crateriferum (Sluiter, 1909),パンダツツボヤClavelina viola Tokioka and Nishikawa, 1976,ミサキマメイタボヤPolyandrocarpa (Eusynstyela) misakiensis Watanabe and Tokioka, 1972 ,およびMicrocosmus exasperatus Heller, 1878が日本海新記録であることがわかった。採集されたホヤ類に暖水系種が少なくとも11種含まれていたが,冷水系種は皆無であった。あわせて,タリア綱の2属2種がスキューバダイビング調査および桁網で混獲された。 |