ニッタ ユミコ
NITTA Yumiko 新田 由美子 所属 広島修道大学 健康科学部 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2025/02 |
形態種別 | その他の研究業績 |
標題 | 広島県山県郡安芸太田町のニホンオオカミ |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 健康科学研究 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 広島修道大学 |
巻・号・頁 | 8(2),47-64頁 |
頁数 | 17 |
担当範囲 | 研究の企画、実行、論文執筆 |
著者・共著者 | ◎新田由美子、沼本秀昭、小野文子、林紀代美、國光あゆ子 |
概要 | 『国民のあいだに広く環境の保全についての関心と理解を深めるとともに環境の保全に関する活動を行う意欲を高める』目的で,2024年度環境月間講座を実施した。講座は2回行い,題目を『ニホンオオカミ絶滅から120年』と『オオカミは本当に悪者なのか!?』とし,森・オオカミ・ヒトとのよい関係を討議する端緒とした。対面での参加者は市民31名と公民館スタッフで,参加者全員で討議した。講演内容への文面による質問があり,内容が重複したものを除く11問に対し,講師(新田由美子)が返答した。これらの質疑応答を本報告書に掲載した。また,ニホンオオカミの分子系統遺伝学的研究の動向について,本報告に記述した。山県郡安芸太田町加計にニホンオオカミ頭部の標本が所蔵されていること,この標本が分子系統解析へ寄与したことが,広島広域都市圏の住民へ里地里山に対する関わり方を考える動機付けとなることを期待した。ヒト中心の環境観によりオオカミを絶滅させてしまった日本では,森とヒトとの2者で良い関係を考えるしかない。少子高齢化による里山の生物多様性縮小が再興感染症を顕在化させており,ワンヘルスへの脅威となっている。 |
ISBN | 2433-3271 |