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ニッタ ユミコ
NITTA Yumiko 新田 由美子 所属 広島修道大学 健康科学部 職種 教授 |
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| 言語種別 | 日本語 |
| 発行・発表の年月 | 2025/07 |
| 形態種別 | 学術論文 |
| 査読 | 査読有り |
| 標題 | 野生ヌートリア（Myocastor coypus)の水晶体重量と腎カドミウム(Cd)濃度との相関 |
| 執筆形態 | 共著 |
| 掲載誌名 | 広島県獣医学会雑誌 |
| 掲載区分 | 国内 |
| 出版社・発行元 | 広島県獣医学会 |
| 巻・号・頁 | 39,77-88頁 |
| 頁数 | 12 |
| 担当範囲 | 計画立案、実験、報告の全過程 |
| 著者・共著者 | ◎新田由美子・三木由美子・原田俊英・石﨑文子・山手丈至 |
| 概要 | ヒトと里地のレンコン圃場を共有する野生ヌートリア(Myocastor coypus)はカドミウム(Cd)を生存時間依存性に蓄積する，との仮説を検証した．Mn,ZnとCdの濃度を測定した．土壌と腎の濃度を原子吸光法とICP発光法で測定した．歯セメント質層状線計数法と水晶体重量換算法で得た値（生存時間）を目的変数としたとき，Cd濃度が従属変数となるか解析し，年齢依存性を評価した．広島広域都市圏岩国市青木で害獣捕獲されたヌートリアとタヌキ(Nyctereutes procyonoide)の計３0例を用いた．ヌートリア腎Cd濃度はタヌキより有意に低かった(p<0.01)．第４前臼歯層状線を0〜5本認め，Cd濃度との相関はなかった．全例が水晶体重量年齢２年未満を示し，Cd濃度に正の年齢依存性を認めた(p<0.05). タヌキ犬歯層状線を0〜6本認め，腎Cd濃度に正の年齢依存性があった(p<0.05)．野生ヌートリアのCd蓄積状況と生物学的生存時間の関連性を検証した．ヌートリア腎のCd濃度は水晶体年齢の従属変数であり，タヌキ腎のそれが暦年齢および生物学的生存時間の従属変数であった．仮説は強く支持された． |
| researchmap用URL | https://www.hiro-vet.or.jp/magazine/ |