カドワキ ミエ
KADOWAKI Mie 門脇 美恵 所属 広島修道大学 法学部 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2024/07 |
形態種別 | その他の研究業績 |
招待 | 招待あり |
標題 | この間の地方制度調査会の議論についての問題点 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | デジタル 自治と分権 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 自治労連・地方自治問題研究機構 |
巻・号・頁 | (1),30-37頁 |
概要 | 第213回通常国会において可決・成立した内閣提出の「地方自治法の一部を改正する法律案」(以下「改正法案」)は、議論の前提となる第33次地方制度調査会(以下「地制調」)の答申(2023年12月21日)後、2024年3月1日に閣議決定された。僅か70日ほどで、緊急時に国民の生命の保護に必要な対策を国が地方自治体に指示できるようにする、いわゆる「補充的指示権」の創設を含む改正法案がつくられたことになる。本稿では、今次地制調の組織・審議過程等について、改正法案との関係での検討を行い、第一に地制調およびその答申の役割の変化、第二に地方公共団体が国に共同して対抗的に意見を主張し政策に反映させる場とプロセスが整備されていないことを指摘し、地制調の組織としてのあり方、位置づけ、構成を再考する時期にあることを示した。 |