サカネ ヨシヒロ
SAKANE Yoshihiro 坂根 嘉弘 所属 広島修道大学 商学部 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2009/12 |
形態種別 | 著書 |
標題 | 『軍港都市史研究1 舞鶴編』 |
執筆形態 | 共著 |
出版社・発行元 | 清文堂出版 |
巻・号・頁 | pp.1-83 pp.133-185頁 |
頁数 | 136 |
著者・共著者 | 坂根嘉弘(編者)ほか5名 |
概要 | 担当部分:序章「軍港都市と地域社会」、軍港都市をめぐる従来の研究状況の整理、軍港都市特有の人口動態、軍港都市財政の特徴、舞鶴軍港の特徴、について分析した。研究史との関連で強調した点は、軍港都市の人口急増とその人口流動性が非常に高いという軍港都市特有の人口動態であり、軍事施設に課税できないことや軍港都市住民の担税力が弱いにもかかわらず、教育費や衛生費、都市基盤整備への支出が拡大し、軍港都市財政が構造的な脆弱性を持ったことを指摘した。担当部分:第2章「舞鶴軍港と地域経済の変容」、鎮守府・海軍工廠が置かれることにより、いかに大きく地域経済が変容していくのかを、①資産家の構造変化(1887年、1899年、1908年、1925年の所得金高調査を基礎データに、鎮守府設置前後における資産家の変容の解明)、②支店銀行や地元本店銀行の動向・変化、③米穀流通・米穀市場の変容、地域農業の変化、の3視点から検討を加えた。軍事施設の設置による地域経済変容の実証的分析は、本稿が初めてである。 |