カタヤマ ショウヘイ
KATAYAMA Shohei 片山 尚平 所属 広島修道大学 経済科学部 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 1995/09 |
形態種別 | 学術論文 |
標題 | 投資と市場構造 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 「修道商学」 (広島修道大学) |
巻・号・頁 | 第36巻(第 1号) |
概要 | 資本の調整費用を含み、動学的最適化行動を前提とした投資モデルを市場構造に注目して考察した。静学的予想を行なう完成競争企業の投資率(資本単位あたり投資)は、利潤率の増加関数、割引率の減少関数である。動学的予想を行なう企業の投資率は、限界のqの増加関数である。企業が生産物市場と労働市場で完全競争市場に所属し、両市場でプライス・テイカーであるならば、限界のqと平均のqは等しい。企業が少くとも一方の市場でプライス・メイカーである場合、限界のqと平均のqは一致しない。動学的な予想を行なう不完全競争企業が需要の成長を予想する場合、利潤率と需要の予想成長率の上昇は企業の投資率を増大させ、割引率の上昇は投資率を減少させる。 (17頁) |