ヨコタ クニヒロ
YOKOTA Kunihiro 横田 晋大 所属 広島修道大学 健康科学部 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2017/07 |
形態種別 | 学術論文 |
査読 | 査読有り |
標題 | 攻撃性の男女差の進化的起源 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 心理学評論 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 心理学評論刊行会 |
巻・号・頁 | 60,15-22頁 |
頁数 | 7 |
概要 | 攻撃行動における性差の進化的起源について概観した。社会心理学者は、対人関係だけではなく、集団間関係でも、男性の方が女性よりも攻撃的であることを見出してきた。進化心理学の観点からは、集団間の攻撃的な行動、すなわち外集団攻撃行動は、男性にのみ備わった集団間葛藤状況に適応的な心理メカニズムから生じると主張されている。しかしながら、実験室実験においては、集団間葛藤状況で優勢なのは内集団協力であり、外集団攻撃はほとんど見られず、まさに今、議論がなされている。一方、近年、文化人類学や生物考古学から、狩猟採集民の男性が戦争に従事していたとの証拠が提出されている。本研究では、これらの証拠を概観し、攻撃行動が男性の繁殖可能性を向上させるように働くか否かについて議論をする。 |