ノムラ コウヤ
NOMURA Koya 野村 浩也 所属 広島修道大学 人文学部 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2002/09 |
形態種別 | 学術論文 |
招待 | 招待あり |
標題 | 「希望」と観光にみる無意識のテロリズム |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | インパクション |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | インパクト出版会 |
巻・号・頁 | (132),166-177頁 |
頁数 | 12 |
概要 | 本論文は、沖縄人に対する恐怖政治=テロリズムを分析したものである。具体的には、第一に、沖縄人のテロを描いた目取真俊の小説「希望」の読まれ方を通して、暴力を行使する側たる日本人が暴力を行使される側の沖縄人に対しては非暴力を要求するという矛盾と、その矛盾への無自覚の分析。第二に、9・11以降の沖縄への日本人観光客の激減が意図せざる「観光テロリズム」として機能した現実の分析。これらを通じて、75%もの在日米軍基地の沖縄人への押しつけを可能にしている要因のひとつとして、日本人による無意識的な恐怖政治=テロリズムが考えられることを問題提起した。 |