ミノサキ コウジ
MINOSAKI Koji 蓑﨑 浩史 所属 広島修道大学 健康科学部 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2020/02 |
形態種別 | 学術論文 |
標題 | ADHD傾向のある子どもへのマインドフルネス・トレーニングに関する文献的考察 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 臨床心理相談センター年報 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 広島修道大学 |
巻・号・頁 | 2,33-42頁 |
著者・共著者 | 稲吉玲美,・藤川拓海・ 蓑﨑浩史 |
概要 | 本稿では、注意欠如・多動性障害(ADHD)の傾向にある子どもへのマインドフルネス・トレーニング(MT)の作用メカニズムについて、先行研究より示唆を得ることを目的とした。その結果、先行研究においては、選択的注意、持続的注意、葛藤のモニタリングや実行注意、切替と抑制、プランニングといった注意機能の改善が注目されていることが明らかとなった。これらの知見より、子どものADHD傾向に対するMTの作用メカニズムについて、選択的注意や持続的注意の向上とともに、体験に対して「距離をおく」ような認知行動的スキルを学習し、そのスキルの活用によって抑制的な処理を伴う他のちゅういきのうが改善するという仮説が考えられた。また、MTは子どもの対人関係の改善を促進し、ウェルビーイングへとつながる可能性も示唆された。
担当範囲:本研究の計画立案段階から参加し、執筆の指導および原稿の校正を担当した。 |