フジイ タカシ
FUJII Takashi 藤井 隆 所属 広島修道大学 法学部 職種 教授 |
|
言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2019/02 |
形態種別 | 学術論文 |
標題 | 明治の「公徳」「私徳」論瞥見――福澤諭吉と井上哲次郎―― |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 修道法学 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 広島修道大学 |
巻・号・頁 | 41(2),79-99頁 |
頁数 | 21 |
概要 | 明治30年代の一時期、教育界では、学校教育においていかに青少年の「公徳」を養成するかということが重要課題であるという認識が広まっていた。それ以前の道徳修身教育において「公徳」「私徳」という概念は必ずしも広く普及していたわけではない。本稿は「公徳」「私徳」概念を明治日本に導入したといえる福澤諭吉の議論と、「教育勅語」にもとづく倫理科・修身科の教科書を編纂した井上哲次郎の議論を検討対象として、「公徳」「私徳」という同一の語についての両者の意味づけが大きく異なることを確認し、それが2人の倫理観の相違に起因するものであることを論じた。 |