ミヤサカ(コンノ)カズオ   MIYASAKA Kazuo
  宮坂(今野)和男
   所属   広島修道大学  人間環境学部
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2012/10
形態種別 学術論文
標題 解釈学としての現象学――ディルタイがフッサールに与えた影響――
執筆形態 単著
掲載誌名 東北大学哲学研究会『思索』
掲載区分国内
巻・号・頁 (45),165-185頁
頁数 21頁
概要 現象学と解釈学との関係に関する考察。現象学がフッサールその人にあって、すでにかなりの程度まで解釈学であったことを主張するもの。このことはディルタイがフッサールに与えた影響を考慮に入れるときに明らかになる。「地平」「歴史」「目的論」「生」など、後期フッサールの代表的な概念は、ディルタイの中にもはっきり見られるものであり、フッサールがディルタイから強い影響を受けたことを窺わせるものである。フッサール現象学がすでに解釈学的な性格を備えていたことを考慮に入れるとき、フッサール現象学についてこれまでとかなり異なる解釈も可能になるはずである。本稿はその出発点となる論文である。