イシダ タカシ   ISHIDA Takashi
  石田 崇
   所属   広島修道大学  人文学部
   職種   准教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2022/01
形態種別 学術論文
査読 査読有り
招待 招待あり
標題 「名詞後位修飾の-ble形容詞が表すモダリティと限定詞制約」
執筆形態 単著
掲載誌名 時制・アスペクト・モダリティ・視点と状況把握・状況報告
掲載区分国内
出版社・発行元 和田尚明・渡邊淳也(編), TAME研究会
巻・号・頁 77-102頁
著者・共著者 石田崇
概要 本論文は、名詞句内の要素としての-ble 形容詞(conceivable, possible, など)が強い限定詞(all, the most, など)とは共起するが、弱い限定詞(some, no,など)とは共起しないという事実について、モダリティの観点から説明した。具体的には、名詞を後置修飾する場合には「根源的モダリティ(root modality)」を表すことになる、-ble形容詞の「当該状況全体を量化する機能」に目を付け、(強い限定詞と違って)弱い限定詞は修飾対象となる状況を有界化できないため、そもそも量化する前提が成り立たず、したがって、-ble形容詞は弱い限定詞とは共起できないことを主張した。
ISBN 9784990880330