ヤマウチ アリノブ
YAMAUCHI Arinobu 山内 有信 所属 広島修道大学 健康科学部 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2007/06 |
形態種別 | 学術論文 |
査読 | 査読有り |
標題 | 粉末寒天摂取による血糖上昇抑制および高脂血症予防効果 [筆頭論文] |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 食育学研究 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | Vol.2(No.1),12-17頁 |
頁数 | 6 |
著者・共著者 | 共著者:◎山内有信,伊丹純子,政田圭子,廣本美智子,佐野祥平,稲井玲子 |
概要 | 食物繊維摂取の生化学的栄協として,血糖値上昇抑制効果(肥満・糖尿病予防)について,健康な女子大学生を被験者として,砂糖のみ,砂糖と粉末寒天,砂糖とセルロースの3種類の経口糖負荷試験を実施して比較した結果,粉末寒天を同時摂取したときは,対照の砂糖のみの摂取に比べ,糖負荷後30分後の血糖上昇が有意な低値を示した。一方,不溶性食物繊維であるセルロースを同時摂取したときは,対照と比較し,糖負荷後30分の血糖値が若干低い傾向にあったが,有意な差ではなかった。次に,高脂血症予防効果について,無繊維高脂肪食,寒天添加高脂肪食,セルロース添加高脂肪食で飼育したラットで調べた結果,無繊維食群に比べて粉末寒天食群の総コレステロール濃度と中性脂肪濃度は有意な低値を,HDL濃度は有意な高値を示した。また,セルロース群においても,無繊維食群に比べ,総コレステロール濃度は低値を示す傾向,中性脂肪濃度は有意な低値,HDL度は有意な高値を示した。
本人担当部分:研究責任者として研究全般の実施,データ処理及び解析と考察ならびに論文執筆。 |