オウ イヒン
O Ihin 王 偉彬 所属 広島修道大学 国際コミュニティ学部 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2018/02 |
形態種別 | 学術論文 |
標題 | 1970年代初期の尖閣諸島問題と台湾の世論 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 修道法学 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 広島修道大学ひろしま未来共創センター |
巻・号・頁 | 第40巻(第2号),197-222頁 |
頁数 | 26 |
概要 | 尖閣諸島問題は,日中両国の問題として注目されているが,もう一つの当事者である台湾側の議論があまり聞こえてこない。或いは,議論があったとしてもほぼ存在感の薄いものであるといっても過言ではない。
1970年代初期,台湾のマスコミ,とりわけ新聞界が尖閣諸島周辺の天然資源の所有権や尖閣諸島の主権問題に関する社説や有識者たちの論評を多く掲載した。これらの議論が,尖閣諸島問題についてどのように論じ,またそれが台湾当局の政策決定にどのような影響を与えたかは、本稿の主な検討内容である。 さらに、これらの検討を通じ、世論と政府の政策決定との関係について何かの示唆が得られるのはもう一つの狙いであるが、日本や中国の世論がそれぞれ自国政府の政策決定にどのような影響を与えたかについては、更なる研究が必要である。 |