オガタ トモノリ
OGATA Tomonori 緒方 知徳 所属 広島修道大学 人間環境学部 職種 教授 |
|
言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2019/05 |
形態種別 | 学術論文 |
標題 | Phosphorylated ERK1/2 protein levels are closely associated with the fast fiber phenotypes in rat hindlimb skeletal muscles |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | Pflügers Archiv - European Journal of Physiology |
掲載区分 | 国外 |
出版社・発行元 | Springer |
巻・号・頁 | 471(1),971-982頁 |
頁数 | 11 |
著者・共著者 | Yasuharu Oishi, Tomonori Ogata, Yoshinobu Ohiram, Roland R. Roy |
概要 | MAPキナーゼの一種である,ERK1/2と哺乳類の骨格筋線維の表現型との関係は不明である。この関係をWistar系雄ラットを用いて3つのin vivo条件で検討した。まず、リン酸化(活性化された)ERK1/2タンパク質のレベルは、ノーマルラットの後肢筋の筋線維組成と密接に関連しており、速筋が占める割合と関連性が強かった。次に、成長過程において、ヒラメ筋の速筋線維の割合は65週間で1.5%に減少し、同時にヒラメ筋でのリン酸化ERK1/2のレベルも徐々に減少した。坐骨神経の脱神経により起こる速筋線維への変化とリン酸化ERK1/2タンパク質の増加はヒラメ筋でのみ観察された。このような知見は,リン酸化ERK1/2が速筋表現型プログラムと密接に関連していることを示唆している。この関係のさらなる証拠として、いくつかの遅筋表現型特異的タンパク質(Hsp72、Hsp60、PGC-1)がリン酸化ERK1/2タンパク質のレベルと逆の方向に変化した知見も得られた。 |