ハセガワ ナオヒロ   HASEGAWA Naohiro
  長谷川 尚弘
   所属   広島修道大学  人間環境学部
   職種   助教
言語種別 英語
発行・発表の年月 2020/11
形態種別 学術論文
査読 査読有り
標題 Phylogenetic comparison of egg transparency in ascidians by hyperspectral imaging
執筆形態 共著
掲載誌名 Scientific Report
掲載区分国外
出版社・発行元 Nature research
巻・号・頁 10,pp.1-5
頁数 5
担当範囲 材料であるホヤ類の採集を共著者とともに行い、ホヤ類の一部を形態学と分子系統解析を用いて種同定した。また、分子系統解析によって、解析に用いられたホヤ類の進化の過程を推測した。論文原稿においては、系統解析に関わる部分を執筆した。
著者・共著者 ◎Takumi T.Shito, Naohiro Hasegawa, Kotaro Oka, Kohji Hotta
概要 多様な動物に透明な体が見られるが、透明性がどのように進化し、どの分子機構で維持されるかは未解明である。本研究では日本産ホヤ99個体から21個体の卵を採取し、380–1000 nm の透過スペクトルを測定するとともに、分子系統解析により透明性の進化的変化を調べた。その結果、ナツメボヤ科の卵は高い透明性を保持し、特にAscidia aspersaの卵はガラス並みの90%の透過率を示し、幼生期にも維持された。高い透明性は捕食者を欺く役割を持つ可能性がある。
担当部分:1, 2, 6, 9, 10頁(サンプルの採集と同定、分子系統解析)